共同体の基礎理論: 自然と人間の基層から (シリーズ地域の再生 2)
- 農山漁村文化協会 (2010年3月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784540092152
感想・レビュー・書評
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村落の共同体(コミュニティ)とは何か。
近代の弊害がもたらす環境破壊、資本主義や中央集権の統治の問題をどうするか難題であるけど、空想的な解決策でなく、村落に通い詰めたなかで、人間と自然との関係の歴史が分かる。
そこから、未来へのヒントにしていこうというもの。
正直、とても難しかった。
この本にある歴史的な農村社会は失われていることだし、イメージしにくい。
(というこで、宮本常一の「忘れられた日本人」を読んでみる)
結、講などの相互扶助の仕組みは、ヒントがあるように思った。
例えばNPOバンクや信用金庫など、もとをただせば「無尽」の精神に関わってくるのだろうか?
そうなると、お金について知りたくなる。
お金に意志を持たせることは可能なのか?
そのために、何が課題となっているのか、、、
顔の見える範囲(数百人規模)での金融はビジネスとして可能なのか?
地域通貨との関わりは、、、etc
内山節が哲学者ゆえに示唆が多い本。詳細をみるコメント0件をすべて表示