ヘンリー六世 第三部 (白水Uブックス (3))

  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560070031

感想・レビュー・書評

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  • ルネ・ジラールが『暴力と聖なるもの』で書いたように、暴力は暴力を呼び、血みどろの復讐が連鎖してゆく。戦局は秋の空のように様変わりし、昨日の勝者が明日には骸を晒している。戦争はヨーク(白薔薇)側の勝利でいったん終結するように見えるが、この後には『リチャード三世』でのさらなる流血劇が控えている。
    先に『リチャード三世』を読んでいたので、その中で言及されたエピソードはここだったのか、といくつか発見があった。

  • 『ヘンリー六世』は第3部だけ読めばいいってくらい、主要な出来事はすべてこの巻で起こっている。
    ヨーク公の息子たちが活躍するのもこの巻からだし、1・2部はなんだったのかってくらいヘンリー六世のキャラも立ってる。

  • 登場人物、すべて悪人。『アウトレイジ』みたいじゃん。

  • イギリス史の知識が必要か。

  • 原題: King Henry VI Part 3

  • シェークスピア初の作品。史劇。ヘンリー六世において主人公は不特定。ひとついえることは、彼のような人物が好きじゃないということだ。自分を見ているようで苦々しい。優柔不断。王たるに足らず。もっと強くあって欲しい。歯がゆい。

  • 高校生。
    高校の図書館。

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著者プロフィール

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物。卓越した人間観察眼からなる内面の心理描写により、最も優れた英文学の作家とも言われている。また彼ののこした膨大な著作は、初期近代英語の実態を知る上での貴重な言語学的資料ともなっている。
出生地はストラトフォード・アポン・エイヴォンで、1585年前後にロンドンに進出し、1592年には新進の劇作家として活躍した。1612年ごろに引退するまでの約20年間に、四大悲劇「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残した。「ヴィーナスとアドーニス」のような物語詩もあり、特に「ソネット集」は今日でも最高の詩編の一つと見なされている。

「2016年 『マクベス MACBETH』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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