- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560073421
感想・レビュー・書評
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文学
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1980年に単行本で出たものが1999年にUブックス化されて、それを今手にとって読んだ、と。長い時間の隔たりがあるのにもかかわらずすっと読めてしまった。ということは、この書評集に書いてあることはとても大切なことなのだろうか、池澤夏樹は精確に今の世の中を言い当てたのだろうか、それともただただ人の世というものはそんなに変わりゃーしないのだろうか。と考える。
『百年の孤独』のできごとの時系列順の年表には感心したというよりちょっと笑ってしまった(池澤先生すいません)。むかし人物相関図を書きながら歴史小説を読んでいた自分を思い出したのかしら。 -
刊行よりも少し遅れて読んだのだけど、そのぶん却って「世紀末ですよ」の節が面白かった。そして、ここだけの話?教えちゃいます!『百年の孤独』を読みあぐねている人、いませんか?この本の3章にね、これを読むための、詳細な分析がなされているのですよ、ご存じでしたか?家系図などの図表もたくさん。これがあれば、『百年の孤独』も怖くない? 池澤さんがついてます、孤独ではありません。かく言う私も、けっきょく最終的にはこれにお世話になりました。
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小難しすぎて去年から読んでようやく読み終わったとする。歯切れが悪いのは「百年の孤独」を読んでないせいで(酒の名ではなく)、その辺の章は読み飛ばしたから。読んでたら面白かったかもしれないが。色々薀蓄コラムを寄せ集めたもんです。