写真で見る ヒトラー政権下の人びとと日常

  • 原書房
3.30
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本棚登録 : 61
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562045600

作品紹介・あらすじ

徹底管理された市民生活と青少年教育、プロパガンダであり戦争対策でもあったスポーツ振興、産業の発展や景気復興策とともに行われたユダヤ人虐殺や異民族差別…。戦時下ドイツのさまざまな局面を280点におよぶ貴重写真とともに紹介。

感想・レビュー・書評

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  • スポーツ、女性、軍需産業での仕事

  • M・セリグマンほか『写真で見るヒトラー政権下の人びとと日常』原書房、読了。ナチの誕生から確立に至るまで。「警察国家」「抵抗運動」「芸術文化とプロパガンダ」等々12のテーマで当時の国民生活や国内統治の実像を立体的に浮かび上がらせる一冊。簡敏な類書が少ないので便利な一冊です。

     http://www.harashobo.co.jp/new/shinkan.cgi?mode=1&isbn=04560-0

  • 2012年11月22日

    <IN THE SHADOW OF THE SWASTIKA>
      
    装幀/岡孝治

  • ナチスドイツ政権下の人々の暮らしを多数の写真とともに概観した本。
    目新しい視点があったり、驚くような新発見があるというものではなく、教科書の補助資料的な色合いの濃い本だ。
    とはいえ、ナチスがスポーツを非常に奨励したというような話や戦時下のドイツの配給事情などは、自分はあまりよく知らなかったので、興味深かった。

    体制側・反体制側の様々な写真(それもおそらく素人が撮ったのではないものがほとんど)があるけれど、出典が書かれていない。写真の入手経路がもう少し書かれているとよかった気がする。

    日常に関する写真が多く、残虐な写真の点数はそれほど多くないが、それでも処刑の写真などを見ると、「取り返しのつかなさ」が胸に迫る。写真の持つ力を感じさせる。

    自分がもしこの時代・この場所に生きていたとしたら、どの写真にどのように写っていたのだろう。体制側にいたとしたら自分のいた場所はどこだったんだろう? 考えては見るものの、なかなか像が結べない。

  • わかりやすいヒトラーものだが、新しい知見はなにも見えなかった。ヒトラーの勃興と敗亡を系統的に確認はできたが、もう少し、突っ込んだ内容にならないものか。

  • 今の時期だから読んでみようと思った本。写真も多いですが、文章も多いです。文章は興味のあるところだけ読んでみました。

    引用した冒頭の文章が一番頭に残りました。なんだかんだで、まだまだ日本の暮らしは悪くないと思いました。

    ブログはこちら
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/3107579.html

  • ナチスはドイツ国民の顔を何度も何度も靴で踏みにじった。
    ヒトラー暗殺はいずれも失敗している。よほどの強運の持ち主なのか?
    ナチスはモダニズム建築を否定し、特に大建築物には新古典主義様式を多く取り入れた。
    ナチスの政策によって農村は様々な面で恩恵を受けた。税金が60%下がった。
    ヒトラーにとってユダヤ人は邪悪な存在だった。ここに出ている写真の多くもユダヤ人虐殺、迫害のもの。
    それにしてもよっくこれだけの写真が残っていたものだ。

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