サイバーテロ 漂流少女

著者 :
  • 原書房
3.29
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本棚登録 : 157
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562047697

作品紹介・あらすじ

SNSに巧妙に仕掛けられた罠が、日本という「システム」をダウンさせる。
重要インフラが次々と止まり、あらゆる取引がゼロになる。
「平坦主義」によるサイバーテロは数人の子どもたちが主導していた……。
サイバーセキュリティのプロが描く「起こりうる事態」に戦慄する!

感想・レビュー・書評

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  • セキュリティとかハッカーとかの勉強中の人にはすごく刺さるんじゃなかろうか。
    かくいう自分もモチベーションをくすぐられた。凄腕ハッカーとかエンジニアとか呼ばれてみたい、、
    若干クセのある部分があるので、気になる人は気になるかもしれない。後おそらくITパスポートレベルの知識が無いとわけわかめなところがあるかも。

  • インターネット上でのセキュリティを元にしたお話。
    実際にあるネットサービスや実際に起こった事件の例も使い、セキュリティについて詳しくない人でもわかりやすいように工夫されており読みやすかったように思う。
    (目立つ事柄については巻末にまとめて説明されている。)
    お話の内容自体はミスディレクション。
    前半中盤の盛り上がりに対して、終盤に少し物足りなさを感じた。この部分は著者が
    アナザーストーリーとして公開しているということなのでそこで補完されているのだと思う。(自分は未読)
    本著は2012年に刊行されたものだが、
    2019年現在でもこの小説の内容のようなことは十分現実でも起こり得そうなことなので(私自身あまり詳しくないので何とも言えないけど)、
    「自分でパソコンを打つということはありません」とか言っていた某サイバー担当大臣や、7payの担当の人とかはこれを軽くでも読んで自分の考えの甘さを再認識したらいいんじゃないでしょうか。

  • サイバーセキュリティーに関して結構新しいことが書き込んである。
    小説としてはつまらない。

  • 2018年5月9日

    <CYBER TERROR: THE GIRL ADRIFT>
      
    装幀/スタジオ・ギブ(川島進)

  • インターネットセキュリティー話。読み応え有り。

  • 天才ハッカー阿部響子が面白かったので読んだが、そこそこだった

  • サイバーセキュリティ、君島シリーズ第二弾。
    前作に引き続き、とても面白かった!!
    極めて身近なのに知らない世界、Twitterの連携アプリや車載システムのことなど、特に前半は物語の展開とともに惹き付けられた。
    「平坦主義」という命名も絶妙。
    巻末の「メモ」用語解説がまたまた興味深かった。
    (図書館)

    ps.1
    ロンドン暴動時、ちょうど現地に旅行中。でも情報交換の手段のことは知らなかった。
    ps.2
    岡崎京子さん「リバース・エッジ」、必読か。

  • サイバーセキュリティに関して無知で、どこまでがフィクションか判然としなかった。表面的な速読でも一応楽しめた。状況や思考の飛躍に初めは面食らったがすぐ慣れた。と思ったのですが、中盤で脱落しました。
    よくわからなかった点。オレは何者なんだ。サブカル的なネタはいるのだろうか。
    再挑戦するかも。

  • 「檻の中の少女」で登場したソーシャルエンジニアリングのプロ・君島を主人公とするシリーズ第2弾。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou18202.html

  • サイバーテロ漂流少女、一田和樹さんの君島シリーズ読了。
    今までで1番大きな仕掛けに最後まで予想がつかない。
    そして村上龍の「希望の国のエクソダス」が実現するんじゃないかと思わせる。
    外伝読みたいけど配信終わってるっぽくて残念だなぁ。

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著者プロフィール

いちだかずき●小説家及びサイバーセキュリティの専門家、明治大学サイバーセキュリティ研究所客員研究員。I T 企業の経営を経て、2 0 1 1 年にカナダの永住権を取得。同時に小説家としてデビュー。サイバー犯罪をテーマにした小説とネット世論操作に関する著作や評論を多数発表している。『原発サイバートラップ』(集英社)、『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』(集英社)、『フェイクニュース新しい戦略的戦争兵器』(角川新書)、『新しい世界を生きるためのサイバー社会用語集』(原書房)など著作多数

「2022年 『ウクライナ侵攻と情報戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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