チューリップ・タッチ

著者 : アン・ファイン 灰島かり

• 評論社 (2004年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[あわよくばさんの感想 · 2012年7月3日]

　複雑な家庭環境で育ち、同級生とうまくやっていけず悪さばかりするチューリップと、忙しい両親にやや放置気味に育てられたせいか彼女から離れられないナタリー。
　程度の差はあれど、チューリップみたいな子はどこの学校にもいるだろう。うちの学校にもいた。私は、関わり合いにならない派の人間だったな。その子が生まれつき邪悪だったわけじゃないってことくらい分かっていた。でも、めんどうだし、関わりたくなかったのだ。
　これを、小中学生のときに読まなくてよかったなあと思ってしまう程度には、卑怯な大人になりました。（余談ですが、この「○○な程度には」っていう表現が結構苦手です）

　チューリップ、て、たぶんイギリスでは結構なDQNネームなんだろうなぁ。

原題：The Tulip Touch

[とろ子さんの感想 · 2011年9月19日]

開放の瞬間の、初めて晴れ間に気づいたかのような感覚に覚えがある。

[yukkeさんの感想 · 2010年10月16日]

感想が思いつかないので
また今度

壮絶

[なちょさんの感想 · 2008年11月16日]

かなりの問題作。
現実を舞台にした創作というよりも創作という舞台を借りた現実なんだと思う。少年犯罪と向き合うリアリズム童話。

[かなめさんの感想 · 2006年12月9日]

これは母に薦められて図書館で借りて読んだ本。
賢い子だからこそ育て方ひとつで
こんなにも変わってしまうんだ、と
痛感しました。
今家に欲しい本です。

[藍琉さんの感想 · 2006年7月17日]

ハラハラどきどきさせながら読まして頂きました。友達のことやイジメのことについて考えさせられました。お勧めの本です。