あなたにありがとう。 暮らしのなかの工夫と発見ノート (PHP文庫)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569679839

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  • 2022-07-30 読了

  • 弱者の肩書きを振りかざさないように、というのが胸に残った。

  • 大切だと感じたこと3つ


    ●愛情を伝える
    ・コミュニケーションの目的は、相手に自分の愛情を伝えること。
    ・自分以外の人に、もっと敬意を払い尊重する。

    人とのかかわりとは、「育てる、守る、与え続ける」というこの三つの営み。
    人間関係がうまくいかなかったり、宝物みたいだった絆がほどけてしまいそうなときは、たいていどちらかの愛情不足に理由がある。
    「自分は愛情を伝えているだろうか?」立ち止まって考えてみることが「育てる、守る、与え続ける」ことにつながる。

    人は基本的に孤独であり、人生は自分の力で歩んでいかなければならない。
    しかし同時に、いくら自分を律したとしても「自力」でできることがいかに少ないか、「他力」によって生かされていることがどれだけ多いかを実感する。
    他力とは、目の前の相手、周りにいる人たち、そして社会。


    ●決めつけない
    ・人間をカテゴライズする知恵なんていらない。
    ・もし自分が色眼鏡で見られても、過剰に反応せず自分らしい態度を貫く。

    偏見を持たないこと。固定観念を捨てること。
    決めつけると、肩に力が入る。こちらの力みが相手にも伝わり、警戒される。
    相手を最初から「こんな人」と決めつけるとは、最初から小さな箱の中でがんじがらめになった人間関係をつくっているようなもの。

    知識は自分の力になるが、へんに賢くなりすぎると、感じる力が失われてしまう。
    性別、年齢、職業、趣味、ファッション、住んでいる場所。
    結婚しているかいないか、働いているかいないか、子どもがいるかいないか。
    それだけで相手の「タイプ」なんて決められない。
    自分と違う「タイプ」だからといって、考え方が違うとは限らない。同じグループに属していても、気が合うとは限らない。
    相手を見て、自分が感じたことだけを信じる。

    ●意見は違ってあたりまえ
    ・人はみな違うし、意見も違う。この前提をつくってしまったほうがうまくいく。
    ・意見は合わないし、好きではないけれど、受け入れる。これは、大人の知恵。

    注意したいのは、たとえ意見が対立しても、そのとこで相手を嫌ってはならないということ。くれぐれも過剰反応してはいけない。その人の意見と人格はわけて考えれば、過ちを防ぐことができる。

    いつも意見がぶつかる人がいれば、理解できなくてもよく相手の話を聞く。同調しなくてもいい。「やっぱり違う」と思ってもいい。ただ、相手を一人の人間として尊重する。

  • 210530

    人とのかかわりとは、「育てる、守る、与え続ける」
    ステキな言葉だ。
    人との出会いって、ほんとに奇跡的なきっかけから、芽を出して大きな木になっていくんだよね。

    「この人といると、自分が満たされる、幸せになる」
    定期的に会ったり連絡とる友人たちの共通点ってこれだな、と思った。

    松浦さんの言葉ってとてもシンプルだけど、温かみのある深い言葉。他の本も読みたくなった!

  • 読んでいて、毎日のギクシャクした生活の不毛なことがよくわかる。
    どんな時も平穏な心を持って、感謝の気持ちで生きる

    これほど幸せなことはないと思える。

  • 人間関係について優しく書いてある一冊。ふと、悩んだ時にまた読んでみよう(^ ^)

  • 見返りを求めない。押しつけない。素のままでいる。松浦さんの落ち着きあるスタンスはどれも素敵で自分もそうありたいと思えるものばかり。

  • 今回はコミュニケーションが中心のエッセイ。
    自分は、コミュニケーション下手だけど、大事な友人がいるのであまり刺さらないかな? と思ってたけど、刺さりまくった。
    特に、「その場にいない人の話はしない」というところに、猛烈な反省と絶対に直そう! と心に誓いました。

  • 相手の立場に立って言葉を選ぶこと。
    大切なことです。
    すごく心があらわれました。
    もう一度読み直したい。

  • 読みやすく、心地よい文章。
    はっとすることが多々あり、気づかされる本。
    人付き合いの基本として、時々読み返したくなる。

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著者プロフィール

松浦弥太郎(まつうら・やたろう):東京生まれ。アメリカの古書店にインスパイヤーされてm&co.booksellersを立ち上げる。『暮しの手帖』編集長を経て、現在は会社経営、執筆・編集活動、映像、コンサルタント、商品開発、メディア出演など、枠を超えた活躍を続けている。著書に、『仕事のためのセンス入門』、『センス入門』、『ほんとうの味方のつくりかた』、『僕の考える投資について』、『期待値を超える』など多数。

「2022年 『それからの僕にはマラソンがあった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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