婚活食堂 2 (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569769721

感想・レビュー・書評

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  •  元・人気占い師の玉坂恵が営むおでん屋「めぐみ食堂」を舞台にした婚活ファンタジー。
     シリーズ2作目で、本作は5話からなる連作短編集。

          * * * * *

     めぐみ食堂が焼失したものの、占い師だった頃から因縁のある真行寺と少しいい雰囲気になった前作限りだと残念に思っていただけに、続編が次々と出ていることを知り、おおいに嬉しく思いました。

     本作では、料理と日本酒がさらにパワーアップ! 旨そうなことこの上ありません。兵庫県安富の銘酒「奥播磨」の登場には特に嬉しくなってしまいました。

     また、今回の恵は婚活アドバイザーの他、真行寺の隠し子問題や裏社会の親玉が絡む出来事があり、まさに八面六臂の大活躍でした。レディ・ムーンライトの能力がかなり戻って来たのではないでしょうか。

     ということで、前作以上に楽しめました。

  • 婚活詐欺や振り込め詐欺に後妻業、パワハラによる不倫などなど、あららん、な登場人物揃いだが、めぐみ食堂のメニューを見るだけでほっと和む。
    お酒も美味しそう。ここは下戸の自分かかなり悲しい。
    婚活食堂、順番めちゃくちゃに読んだか、特に問題もなく面白かった。新刊出たら、買うからね~。

  • 面白い

    +++++

    貧乏人のアスパラ、アスパラで作ってみました。
    簡単だけど、ちょっと凝った雰囲気で、食卓の彩りになります

  • 訪れた人が続々と幸せになってくのはほんわかするー。でも恵にも幸せになってほしいー!!#読了

  • 安定の面白さ。
    ご飯美味しそう。
    これもやっぱり、こんなお店が近くにあれば通うのに!

  • 料理が文字で読むだけでも美味しそう

  • 2冊目の婚活食堂

    おでんとご飯が本当に食べたくなりました

    前回よりも一人一人のお話がサラッとしてた感じがします

    行きつけのお店が作りたくなるし
    そういうお店でわたしも友達とか作りたいなぁ

  • おいしいおでんと一品料理、ほこほこあったかストーリー…的な感じかなと思い読み始めたところ、登場人物達のバックグラウンドが皆それぞれに重く、ほろにがしっとり系でした。
    ほっこりしたい気分の時には少しビターすぎるかなとも思いますが、とても読みやすいのでするする進みます。
    巻末に載っている作中料理のレシピに添えられた一言メモが、なんともあたたかくてふふっとなりました。
    自分ではない人が目の前で作ってくれた旬の料理をいただける幸せ。
    自宅と職場の途中にこんなお店があったら、素敵だろうなぁ。

  • 人情物なのかグルメ小説なのか?はたまたミステリー小説なんだろうか?
    なぜか婚活をしている登場人物がよく集まるおでん屋さん。元人気占い師の女将が、さりげなく時に大胆にお客さんを未来へ導く。
    読みながら、登場する美味しそうな食べ物にお腹が鳴るのは、池波正太郎の小説以来かも。

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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