- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569789460
作品紹介・あらすじ
ラピスラズリ、琥珀、トパーズ、翡翠、黒真珠、ダイヤモンド。美しく、神秘的で魅力と秘密にあふれた石たちの知られざる6つの物語。
感想・レビュー・書評
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『銭天堂』の著者による、宝石や鉱石をモチーフにしたシリーズ。
ふりがなや挿絵もふんだんについているので、小学校中学年以降からおすすめ。
石とは魅力的で、米粒の先より小さな石ひとつでも高額なものがある。
かと思えば河原にごろごろと転がっている石も。
長い年月をかけて作られた石は、魔力のように人を吸い寄せる。
本書ではラピスラズリ、琥珀、トパーズ、翡翠、黒真珠、ダイヤモンドの物語が収められている。
ラピスラズリの物語は、深い海の青、ウルトラマリンを顔料として描いた絵画の話である。
悲しい目をした少女を、徒弟が描く。美しくはにかんだ顔ではないそれは、彼女の本質を表している。
無名作家が現れては消え、しかし作品は後世に残る。
少年が描いた少女の絵は、今もきっと、飛び回っていることだろう。
黒真珠の物語の舞台はフランス。
アール・ヌーヴォー華やかなりし時代を想像した。
かぐや姫のような謎のおおい美しき女性は、貴族の男性たちを虜にするのだが、さて、誰が彼女の心を射止めるのか。
結末で明かされる秘密と、未来を予感させる記述に、短編の面白みが味わえる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
美しく、神秘的で、魅力と秘密にあふれた石達が語る、様々な国や時代を舞台にした不思議な物語。今作もラピスラズリ、琥珀、トパーズ、翡翠、黒真珠、ダイヤモンドなど様々な石が登場。翡翠のお話が好きだった。欲を持ちすぎるのは良くないね…何事もほどほどに
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自分の誕生石だからかな、ダイヤモンドの高飛車口調語り好き
今回は後味悪いのそんなになかったな…普通に教訓話って感じ… -
魔石館、第2弾。
1作目のラピスラズリ、エミリアと青年の物語が1番好き。
彼女のあの決断、覚悟、なんて素晴らしいのだろう。
その絵、見たみたい。
トパーズ、彼は間に合ったのだろうか。
そして、黒真珠の物語。あの昔話みたいと思っていたら、まさかの展開。ああいうの、大好き。
3巻も手元にあるので、すぐに読もう。 -
大きな宝石は争いの元。
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古今東西の主人公達が、それぞれ石に魅力され力強く生きていったり、人生を翻弄されたり、人生を切り開いたりと大人でも楽しめます。それぞれの宝石の言葉や意味も載っています。
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呪いとかいろんな話が出てきてもっと宝石が好きになった。