- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569798059
感想・レビュー・書評
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現役の官僚がここまで書いてしまって良いのか?という暴露本的な側面が否めないが、現在の日本に対する危機意識や改革意欲は否定できるものではない。
この人が政策ブレーンとして参加しているとされる大阪維新の会やらみんなの党は今ひとつ信用出来ない部分はあるものの、本書の中で提言されている民主と自民の若手改革派による連合政権、というビジョンであれば実現できそうだし、現在の高齢者にとってはいい結果にならないと思うが中長期的な改革はしてくれるように思える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なかなか面白かった。こんな経産省なら原発対応もろくにできないのも納得。
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最初の数ページを読んだ感想は「この人レベル低…」でした。その時点で読むのやめようとも思ったけど、読んでいくとなんとなくその感覚がレベルの違いじゃなく底にある考え方の違いにあるような気がしてきました。
確かに、官僚の人たちの考え方がよくわかる1冊でした。
税金を使って利権を増やすだけ。本来必要なことかどうかは問わない。国益よりも省益を優先するような考え方、是非も問われるところかもしれない。でもどんな企業にもこういう面はあるなぁと感じて、人の組織の難しさや限界面を考えさせられました。人のことばっか言ってられないなと。
自分がこの国の国民であり税金を払っている以上、その税金を有意義に使ってほしいという思いもある。
そのお金でポストを作って、そのポストではほっとんど仕事らしい仕事をしない人が給料として税金をもらう。
その人たちの裏には、どれだけの人たちのどれだけの我慢があるんだろう。
決して本音では話してはくれないかもしれないけれど、官僚の人たちがどういう意識で仕事してるのか、聞いてみたいと思いました。
ただ、これだけ自分でこきおろしてる経産省に残って、閑職で著者は何やってんだろうとも思いました。
仕事が与えられないなら、辞めればいいじゃん。うまくいくかはわからないけど、ゼロにリセットして新しいこと始めればいいじゃん。と。
それができないのに、こういう本を書いているっていう立ち位置の中途半端さがなんとなく気持ち悪い感じがしました。
そのまま閑職でもそこにいればいい給料もらって食べていける。その地位を捨てることができないのかな。
あえて捨ててまでやりたいことは特にないのかな。 -
なんでも官僚が悪いとの印象を故意に植え付けている印象があります。第2章で日本の官僚が世界最高のシンクタンクというくだりがありますが、なぜ過去は上手くいって今問題が生じているのかという指摘がなく、終始官僚が悪いの一点張りでした。この箇所でうんざりしたので、ここ以降読む気がしませんでした。
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内容はいいのだが「日本中枢の崩壊」とダブっている。主張の次の展開に期待。
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詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=9888 -
公務員(や議員)の癒着によって生まれる既得権の打破の重要性を強く訴えている。それぞれの主張の論拠が弱いように感じるが、本書の主張を実行すれば日本が良くなるだろうという気になる。本当にやるべき公務員制度改革や既得権の改革について、ほぼ増税が確実な今こそ考える必要を感じる。
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どうなる公務員制度改革?
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元官僚の古賀茂明氏による著作。
日頃わかりにくい官僚の人たちの考え方などとてもわかりやすく書かれていると思います。
政府、官僚が何をするべきかを彼が現状から具体的に示している点が参考になりました。民間企業の方法やJリーグの方法まで参考にされている点はユニークでおもしろいです。
ただ漠然と人任せにして批判するのではなく、現状を知り、自分なりの考えを持つことは国民として大切だろうと改めて思いました。
国家公務員は省のためではなく、国のためにあってほしいと心から願います。 -
元官僚の異端児ともいうべき古賀氏の読みやすい本。なんで霞ヶ関がよろしくないのか、ということを簡潔に記すと共にこれからの日本の進むべき方向性も記載されている。
審議官ポストを投げうってまで国のことを、自分が正しいと思うことをやる氏には尊敬の念を抱く。
なお、内容はビートたけしのTVタックルなどで同氏が語っていることと対して変わらない。