どうぶつたちの贈り物

  • PHP研究所
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569827933

作品紹介・あらすじ

動物がペンネームに隠れている作家が、その動物たちをテーマに短編小説を書き下ろし! ミステリーから泣ける作品まで5作品を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 動物達から人はじぃーっと観察されているのかな。全部わかってて見透かされてるのかも。
    「馬の耳」関西弁の馬、ルイスは大好き。
    「幸運の足跡を追って」そうくるか、と少し切なく。
    「キョンちゃん」まさしくそれでよい!
    「蹴る鶏の夏休み」似鳥さんらしさ満載。
    「黒子羊はどこへ」ちょっと幻想的で、狂気と羊の目に映る虚無を想像します。
    それぞれカラーが違って不思議な雰囲気の本です。

  • 動物をテーマにしたアンソロジー。
    白河さんと鹿島田さんははじめましてだったけど、あんまりよくわからなくて。独特の雰囲気。
    東川さんと似鳥さんの軽さで愉快になり、小川洋子さんの不穏な雰囲気にぞわっとする。

  • 5人の作家による短編集。馬、兎、鹿、鶏、黒羊
    似鳥鶏氏の蹴る鶏の夏休みが良かった。

  • ペンネームに動物の漢字が入っている小説家たちによる
    動物にまつわる話。

    田舎町での殺人事件、殺された経営者と消えた従業員。
    残された馬、馬と会話に成功した女子高生と解決への糸口。
    (東川篤哉)

    母の占いを怪しげなフランス人と乗り越えるべく
    依頼者の消えたウサギの行方を探すまで。
    (白河三兎)

    山に魅了されてどこかずれている山野が
    運命の人だと信じ始めたキョンちゃんの正体。
    (鹿島田真希)

    白いカラスを探すために張り込んでいたのが
    鶏の活躍で、小銭ドロボーを捕まえることになった高校生。
    (似鳥鶏)

    黒子羊に呼び寄せられるように集まった子どもたちと
    なにもかもが死んでいく過程。
    (小川洋子)

    東川さんの馬がしゃべるのが、しょっぱから面白かった。
    ウサギの話は終わりが、すっきりしない感じで、、、

    鹿島田さんのは相変わらず(?)の変態と狂気すれすれ感がたまらない。

    アンソロジーっておもしろいなー。

  • 装丁が素敵!で一目惚れした本。
    企画テーマは面白いと思いました。

    予想外にミステリ系のショート集でした。

    ・キョンちゃん
    ・蹴る鶏の夏休み
    が面白かった。

  • 5人の作家による動物に関連する不思議なおはなし。

    小川洋子の「黒子羊はどこへ」は、わりと好きだった。他は、私の好みではなかったので☆二つ。

  • ん~。。。
    おもしろい・印象的・・・なのもあったけど、全体的には合わなかった感が強く残ってしまった。

  • どれもメッチャ面白かった
    タイトルもしかり
    内容も
    外れがなかった

  • ペンネームにある動物にちなんだ短編のアンソロジー。ちょっと不思議なお話が多い。
    2017/1/18

  • いろんな作家さんが書いているからお得なんだけど、アンソロって苦手。今回はそれほど苦手感なく読めたかもしれません。どれもなんとなくおもしろかった。

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著者プロフィール

1962年、岡山市生まれ。88年、「揚羽蝶が壊れる時」により海燕新人文学賞、91年、「妊娠カレンダー」により芥川賞を受賞。『博士の愛した数式』で読売文学賞及び本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。その他の小説作品に『猫を抱いて象と泳ぐ』『琥珀のまたたき』『約束された移動』などがある。

「2023年 『川端康成の話をしようじゃないか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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