世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか(「世界の知性」シリーズ) (PHP新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569845944

作品紹介・あらすじ

資本主義、民主主義、価値の危機……世界の大問題に、「哲学界のロックスター」が答えを出す。世界的「知の巨人」の思考に学べ!

感想・レビュー・書評

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  • 擬態されていないありのままを見ることができる「あたらしい実在論」で5つの危機を見てみようが結論と思いました。

    ■「あたらしい実在論」の解説
    移民問題や財政問題などを契機にヨーロッパでは「国民国家の復活」がおきている。
    アメリカは独立までヨーロッパ的であったのに、独立したら、決してヨーロッパではなかった。それを擬態という。今また、中国で擬態が起きている。
    報道機関は、紙メディアであれ、ソーシャルメディアであれ、リアリティをいちじるしくゆがめて伝えている。
    真実を伝えるのは、「新しい実在論」であり、新しいメディア政治が必要である。既存の形とまったく異なるメディアを創造することが今求められている。
    インターネットは、反民主主義であり、インターネットこそが、民主主義の土台を揺るがしている。
    新しい実在論、①現実は一つでなく数多く存在する。②私たちは現実をそのまま知ることができる。
    新しい実在論は、デジタル革命の結果として出てきた知見である。
    境界があいまいな現代のイデオロギーが、新しい実在論で境界線が再び明確となる。

    構成は以下の通りです。
    第Ⅰ章 世界史の針が巻き戻るとき
    第Ⅱ章 なぜ今、新しい実在論なのか
    第Ⅲ章 価値の危機
    第Ⅳ章 民主主義の危機
    第Ⅴ章 資本主義の危機
    第Ⅵ章 テクノロジーの危機
    第Ⅶ章 表象の危機
    補講  新しい実在論が我々にもたらすもの

    ■気になった言葉は、次です。
    ・一番人殺しをしているのは、キリスト教だ。
    ・民主的な制度の機能は、意見の相違に直面したときに暴力沙汰が起きる確率を減らすこと
    ・民主主義の基本的な価値観はコモンセンス(良識)。
    「人間はこうあるべきだ」というモデルを、社会システムにいるすべての人間に押し付けるべきではない。
    ・グローバル経済が、グローバル国民国家である世界国家なしで機能しつづけることはない
    ・アメリカは全体的にとんでもない保守的なコミュニティである。
    ・科学への信奉は原始的な宗教への回帰のようだ。
    ・あるイメージがよいものかどうかは、イメージでなく現実によってきまる。
    ■日本に関するコメント
    ・日本の伝統的思想のような日本文化の長所をもっと世界に広めてもいいのではないか。
    ・日本は非常に可視化されたメンタリティをもっている。
    ・日本がテクノロジーに関するイデオロギーを生み出すのが抜群にうまい
    ・日本は、優しい独裁国家のようだ。

  • 哲学者である著者が提唱する「新しい実在論」について、インタビューをもとに書き起こした本である。
    本書では、「新しい実在論」を解説した後に、現代を5つの側面(価値、民主主義、資本主義、テクノロジー、表象)からの危機を論じている。
    内容的には新書であるため、どうしても表面的なものとなってしまい、著者の哲学自体を理解するには内容が乏しく(自分の理解力の問題か?)、本質をもっと理解するためには他の著書を読み込む必要があるが、内容としては興味深いものであった。
    本書で著者が主張していることは、自分ももだ未消化で文章としてうまく表現できないのが残念であるが、確かに現在の様々な問題に対する新たなアプローチを示している。そのなかでも、倫理学の重要性を主張している点は興味深い。何が正しいのかは、各人が倫理学を学び、それに基づいて判断すべきであり、他者に依存してはいけないのである。
    そのためには、差別をなくすためには倫理学を学科として扱い、小学生から教える必要性を訴えています。
    同様に会社にも倫理委員会を設ける必要性もあります。

    ----------------------
    ・普遍的な倫理観には、生粒学的な基礎があります。我々はもともと皆同じ種だからです(これは、人類という種であり、民族などによる異なるものではないということ)。

    ・言語と文化は同一のハードウェア(人類)上のソフトウェアのようなものである。
    ・現代社会では、ほとんどの人が文化相対主義を信じています。人間は使うソフトウェアによってきっぱり分かれているという思想です。つまり、ムスリム(イスラム教徒)は二十一世紀のマンガ狂やロシアの売春婦とは全く異なった価値体系を持っていることになるのですが、実際そんなことはありません。
    ・任芸性というのは極めて普遍的なものですが、我々はそれを無視しています。というのも、現在地球規模でサイバー戦争が起きているからです。今この時代に蔓延している文化相対主義の機能は、非民主的なインターネットを正当化するためのものだと私は思います。

    ・道徳には三つのカテゴリーがあります。程度の差はありますが、基本的に「善い(Good)」「中立(Neutral)」「悪い(Bad)」の三つに分けられます。「善い」にはマザーテレサは全ての人を救うというようなこと、「悪い」にはヒトラーが全ての人を殺害するというようなことが当てはまります。「中立」には、今日は半そでのシャツを着ようか、長そでのシャツを着ようかということが当てはまります。例えば現代ヨーロッパでいえば、ヒジャブ(イスラム教徒の女性が着用する頭を覆う布)を学校で着用していいのかどうか、といった問題もあるでしょう。個人的な見解を述べると、「神がヒジャブを着用することを望んでいる」と信じている人は、道徳の面で間違いを犯していると思っています。でも、だからといって、その女性がヒジャブを着用すべきではないという意味ではありません。彼女は間違いを犯していますが、人が時に間違いを犯すことは道徳的には許容されます。彼女の新年は間違っているけど、それは私の問題ではなく、彼女の問題です。
    ・しかしこれが耳目を集める問題になるのは、人々がムスリムから人間性を奪って殺めたいと思っているからに他なりません。ヒジャブを使うことでムスリムを非人間化できるからです。
    ・現実には、特定のグループの人たちから人間性を奪う可能性についてばかり取り沙汰されています。

    ・道徳観を教える倫理学は、数学と同じように一つの学科です。子供に教えていないから、学科ではないと考えてしまうのです。ドイツでは倫理学の代わりに宗教を小学校から教えています。これを宗教ではなく、倫理学に変えなければいけません。


    ・現在、人々は「民主主義は、自分が信じているものを何でも自由に言える権利」と思っています。民主主義を特定の表現の自由と混同しています。
    ・民主主義とは、民主的な制度の機能は、意見の相違に直面したときに暴力沙汰が起きる確率を減らすことです。二人の当事者が異なる意見を持っているとき、民主的な機関の機能は双方の利益の間の妥協点を見つけ出すことです。

    ・文化には多元性があり、ある文化には明白に見えないことも別の文化には明白に見えるということです。でも、地域の視点を超える、明白な事実もあると思います。しかし、時に文化は、明白さを否定します。我々は、一つのレベルしかない明白な事実という存在を、皆で見つけ出さないといけません。明白な事実が何であるか、我々は完全には分かっていないからです。

    ・「人間はこうあるべきだ」というモデルを、社会システムにいる全ての人間に押し付けるべきではありません。そのモデルは、人間の現実に即していないからです。それが多様性への論拠になります。「人間はそれぞれ少しずつ違っている」という事実(Fact)が、多様性の根拠です。

    ・我々は未だかつて(完全に)グローバルな自由貿易が行われたことはありません。どの国もある程度は自国の製品を保護しています。過去の不況でも保護主義で乗り越えてきたことがあります。現在のトランプ大統領の保護主義やEUの瓦解を密につけても、「世界史の針は巻き戻っている」と感じます。

    ・グローバル経済が、グローバル国民国家の存在なしで機能し続けることは絶対にありません。

    ・会社の中に倫理委員会が設けられ、彼らは完全な雇用保障、職務保障を得られ、大学の就寝在職権のように、解雇されないモデルが設けられるべきです。

    ・資本主義は「内なる他者」を生み出し続けている。資本主義の構造がそうなっているからです。現代の資本主義は、必然的に搾取されるグループを作り出すようになっており、そのグループは膨大な数に上ります。自分が消費したいと思う製品を作っている人、それが「内なる他者」です。彼らは、消費する人よりもひどい労働環境にいるに違いありません。絶対的に見ると、下層にいる人の数がこれほど多くなったことは人類史上ありません。グローバル資本主義は、人類が今まで見たこともないほどの貧困を生み出しています。


    ・自然科学の問題は、倫理観を否定していることにあります。自然科学の観点からでは、倫理学を研究することはできません。物理学の世界では、人間について研究するとき「ある動物の行動」という見方をします。しかし「動物の行動」なんて見方では、人間の価値を認識することはできません。価値とは行動規範のことで、行動規範とは、たとえば「人殺しはいけない」ということです。自然科学者にはこの行動規範という概念がありません。

    ・(本書の趣旨から外れるが)趣味が悪い人ほどネットに口コミを書きたがるものです。そういう人々の取るに足りない行動を、インターネットはいちいち律儀に登録しているのです。現実世界では、低評価をした人物の意見があなたの決断に及ぼす影響は何一つありません。それがオンラインになったとたんに、その人物の薦めに従ってしまうのです。インターネット上では愚者が愚者にモノを薦めあっている。それを群知などともっともらしい名前で呼んでいます。実際は群れの知識でなく、群れの凡庸化です。

    ・自動化が最適だというのは、昨今信じられている壮大な神話です。大抵は逆で、自動化は物事を凡庸化してしまいます。

    ・GAFAはデータで利益を得ています。そのためのインプットは、例えばバーベキューパーティを主催し、その写真をアップする。GAFAはそのアップされた写真から利益を得ます。バーベキューパーティを主催して写真を撮りアップするのは、労働と言ってよい。その人が手を動かしているからです。これはつまり、人々がGAFAに雇われている、文字通りGAFAのために働いているということです。しかし、GAFAは彼らに労働の対価を払っていません。
    ・各国政府は、我々国民がGAFAに雇われているという事実を認識した方がいい。近いうちに、GAFAは全てを変えるか、我々にお金を支払うかのどちらかを行うと思います。それで経済的な問題の多くは解決されるでしょう。


    ・減税を公約に掲げた候補者に票を入れたとしましょう。そしてその候補者が当選し、減税を行わなかったら、多くの人はきっと彼を嘘つき呼ばわりするはずです。でも彼は嘘つきではない。彼は有権者を表象しているのです。当選前の公約は「そうなるように努力します」という約束であり、必ず公約が果たされるということはできません。

    ・人の行う思考は、必ずそれ自体を真だと考えます。「これは正しい思考だ」という思考なしに思考することは不可能です。あなたは自分を信じているのです。というより、自分を信じないことは不可能です。思考それ自体が「これは偽だ」という思考をすることはありません。

    ・検索アルゴリズムは、最高のレストランではなく、最高の評価されたレストランを表示ます。人間の行為を合計したものを表示ます。間違いを犯す人間はいますが、それでも彼らはレストランを評価します。ですから、シリコンバレー的、統計的な世界観というのは、社会が間違いを犯す可能性を上げているのです。この統計的な世界観がなぜしっぱいするかというと、真実の真実、または偽りを考慮していないからです。

  • 【繰り返しているようで変化している】
    言いたいことは何となくわかるのですが、禅問答的な(それが哲学)ところが多数あります。

    しかし、著者はできるだけ平易な例えを交えてわかりやすく説明しています。また、今後の考え方のヒントになる部分が多数ありました。

  • 「新しい実在論」についての解説書。正直に言うと内容についての理解度は4割もいっていない気がする。
    世界は「価値の危機」「資本主義の危機」「民主主義の危機」「テクノロジーの危機」に直面しており、その4つは「表象の危機」に結びついている、というのが筆者の主張。薄い理解ではあるが、「現物」を手に取らずとも様々なものを見聞きしたり、実際に会わずともコミュニケーションが取れたりする現代において、人々は「幻想」を「現実」だと捉えてしまい、その裏側にある「真実」を見ることができていないということかと思う。
    「テクノロジーの危機」の章では、「人工知能など存在しない」「AIは知能をモデル化したものである時点で、知能そのものにはなり得ない」という主張はなるほど納得がいくし、シンギュラリティ云々というのは起き得ないという思いは強まった。しかし同時に、AIによって人間の単純労働を代替することへの警鐘は、自分の会社で目指している方向性への真正面からの批判であり、且つ有効な反論も思い浮かばない。
    結局、企業にしろ政府にしろ、倫理感を持たないものたちが勝ち続けている限り、世界は着実に破滅へと向かっていくのではなかろうか。
    この辺りの考え方は『ファクトフルネス』とは真反対な気がしたので、もう一度読み直したくなった。
    しかし、曲がりなりにも大学で「資本主義が〜」などと詭弁を振りかざしていた割に、そこで得た周辺知識との紐付けが全然できなかったのは悔しいし、己の無力さと無知さになんとも言えない惨めな気持ちになった。
    一度学んだことを忘れない頭脳が欲しいなあ。

  • なんとか読み終わったが、正直私の頭ではもう何度か読まないと本当には理解できない。
    「表象の危機」の章は大変面白かった。近頃疑問に感じていたことのもやが少し晴れたような気持ちになった。このようにレビューを書くこともタダ働き(笑)とても納得がいった。
    追記:別の美術の本を読んだことでこの本の内容「新しい実在論」という意味が自分の中で腑に落ちた。

  • 新しい実在論という方法論でもって、現代社会を批判していく
    新しい実在論が完全に理解できたわけではもちろんないが、普遍的な真実というのはないが、文脈依存的には真実が実在するということと勝手に理解した
    インターネットなどは違う文脈のまま、互いの真実と思われるものを主張しあうために噛み合わない議論となって信じるか信じないかの二択を強いることとなる
    そこから倫理の文脈において善悪の真実は存在するとなる
    最終的に会社は倫理学者を雇えとか自然主義こそが現代に巣くう最悪の知の病である、GAFAにタダ働きをさせられている ということになる
    ある意味最近のヨーロッパの動きの思想的な背景になっているのだろう

    その行き着く先が、倫理的であることを強制される中世のような世界に思えてしまうのは僕の理解が足りないせいだからだろうか

    資本主義の本質を自分のやっていることを他人は知らないことを利用して設けるシステムと解釈するのはなるほどと思った

  • 最近気になる「若き天才」マルクス・ガブリエル。ドイツの哲学者で彼の主張する「新実在論」が今世界中で脚光を浴びている。本書では、大きく変貌する現代社会が直面する5つの危機(価値、民主主義、資本主義、テクノロジー、表象)の提示とその本質の解説と、特に日本に対して「優しい独裁国」と評し、解決方法を提案している。「インターネットは非民主的」「人工知能など存在しない」「GAFAにただ働きさせられている」など、一旦立ち止まって思考することで見えくる本質の大切さに気付かされる。本書の主たるテーマとは異なるが、なるほどと思ったのは、よりよく生きるための思考法ともいうべき「哲学」を、なぜ小学校から教えないのかという点。算数や理科など基礎科目ができなければ、高度な技術や科学は駆使できない。それと同じで、生きるため、社会生活を営むにあたって必要な頭の使い方や先人の知恵を学ぶ機会が極端に少ないのはおかしいという主張。今後も彼の動向に注目したい。

  • 非常にエキサイティングな内容の一冊だった。しかし自分には難解なところも多々あり、すべてを理解できたわけではなかった。日本がテクノロジーに関するイデオロギーを生み出すのが抜群にうまいというのは国際社会で今後生き残っていくために重要な示唆のように思う。
    優しい独裁国家とは言い得て妙だなと思った。特に海外の人から見たらおかしいなって思うようなことに暗黙の了解の上に服従しているように思う。

  • インタビュー文字起こしがベースで日本人読者向けという意識があるので読みやすいし、それほどのボリュームでもないのでこの時期にサクっと読んでしまうにはうってつけの教養本でした。

    哲学界のロックスターと呼ばれるドイツの哲学者が「新しい実在論」を軸に世界の危機を読み解くという本。

    彼が「表象の危機」と表現し米国、欧州、中国の振る舞いというのは「そういうフリ」でしかなくて、目に見えていることとは全く異なる衝突が起きているんだよ、という解説が私には1番スリリングな内容でした。

    政治や地政学、デジタルに経済も網羅的に語ってくれるので、何やら複雑怪奇な現代というシステムを俯瞰するのに良い知恵を授けてくれると思います。

    デジタルと地政学について落合陽一と似たような切り口で語りますが、デジタルに対する信頼度というか期待については真反対というのは興味深かったです。
     マルクス・ガブリエルはインターネットは全く民主主義ではないし、シリコンバレーの文化・・・自然主義や統計主義と表現していますが、これについては真っ向から否定しています。

    さらに日本のことを「優しい独裁国家」と遠回しに揶揄しながらも、住んでる我々が苦しむ「精神の可視化された社会」については期待の目を向けていました。

  • 新実在論の話を聞いてから、たしかにそうだなぁと思うことが多くなった。
    今回下の5つのテーマについてガブリエルさんの考察が書かれていた。

    価値の危機
    民主主義の危機
    資本主義の危機
    テクノロジーの危機

    表象の危機

    それぞれ面白い視点があったのだけれど、個人的には、多様性を否定する人を受け入れることが多様性なのかというパラドックスについての解説がとても納得した。
    ラッセルのパラドックスから考えても、受け入れる必要はないという結論だった。
    と言うよりも、受け入れてしまうと矛盾が生じるので、受け入れてはないないということだった。

    個人としては多様性を否定する人も受け入れることが多様性なのだとは思うが、集団として多様性を受け入れることは、そうでない人を受け入れると成り立たなくなると考えるとわかりやすかった。

    それ以外にも人は皆正しいと言うが、真と偽は存在しない、正しいと信じていることも実は偽であることは世の中にはたくさんあるのだと知った。

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著者プロフィール

【著者】マルクス・ガブリエル
Markus Gabriel/1980年生まれ。後期シェリングの研究によりハイデルベルク大学から博士号を取得。現在、ボン大学教授。日本語訳に、『神話・狂気・哄笑:ドイツ観念論における主体性』(ジジェクとの共著、大河内泰樹/斎藤幸平監訳、堀之内出版、2015年)、『なぜ世界は存在しないのか』(清水一浩訳、講談社選書メチエ、2018年)、『「私」は脳ではない:21世紀のための精神の哲学』(姫田多佳子訳、講談社選書メチエ、2019年)、『新実存主義』(廣瀬覚訳、岩波新書、2020年)、『アートの力』(大池惣太郎訳、堀之内出版、2023年)など。

「2023年 『超越論的存在論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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