幕間(まくあい)のモノローグ

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569848532

感想・レビュー・書評

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  • 演技にまつわる短編連作。語り手が読者の知らない罪を犯している場合も多く、登場人物がどうにも薄っぺらなことも併せて、感情移入が難しかった。まして一編ごとに語り手が変わるのではなおさらで、読んでいてどうにもノリきれない。また、節が変わった際に地の文による説明が少ないこともあり、一人称を利用して別の語り手を刷り込ませるトリックなども警戒してしまったが、杞憂に終わった。

  • 現実と芝居が交差していておもしろい。ミステリーというほどではないが。

  • アクターズスクールの講師であり俳優でもある南雲。たぐいまれなる洞察力で数々のトラブルを解決する彼に隠された秘密はいったいなんだったのか。役者の道を目指し、また役者として生きる者たちの心の機微も描かれた連作ミステリ。ところどころで演技のワンポイントレッスンのようなものが出てくるのも読みどころです。日常で役に立つでしょうか(笑)。
    お気に入りは「歪んだ凶弾」。全体的に手掛かりとなる要素はわかりやすく読者に提示されているのですが、うまくつなぎ合わせることができないと何が起こっているのかまったくわかりません。何のために、という疑問点がこれが一番見抜けなかったなあ。伏線はきっちりあったのに。

  • ひとつのスクール出身者でこれだけ事件が起きてたら大問題

  • 普通の生活を送らせて あげたい

  • ふむ

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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