おつとめ 〈仕事〉時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569903477

作品紹介・あらすじ

商人、大奥、駕籠かき……江戸の「仕事」はおもしろい! 豪華女性時代作家陣による、働く人々の人情を描いた時代小説アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • 永井先生の『大奥づとめ』の一編からはじまるアンソロジー。

    今回も楽しく読ませていただきました(^^)

    特に気に入ったのは、『色男』と『鬼は外』です。

    宮部さんの『鬼は外』は何とも言えない切なさと悲しさが強く印象に残る素敵な作品でした。

  • 2023年9月PHP文芸文庫刊。シリーズ13作目。2016年7月号小説新潮永井紗耶子:ひのえうまの女、2012年9月集英社文庫箱根たんでむ駕籠かきゼンワビ疾駆帖桑原水菜:道中記詐欺にご用心、2019年7月講談社お江戸けもの医毛玉堂泉ゆたか:婿さま猫、小説宝石2008年9月号中島要:色男、角川ハルキ事務所2010年8月末いろあわせ摺師安次郎人情暦梶よう子:ぼかしずり、オール讀物2003年2月宮部みゆき:鬼は外、のしごとをテーマにした6つの連作短編。宮部さんが秀逸でどこにあっても光る逸品。永井さんの大奥の話が楽しい。本編を読もう。

  • 【収録作品】
    「ひのえうまの女」永井紗耶子
    「道中記詐欺にご用心」桑原水菜
    「婿さま猫」泉ゆたか
    「色男」中島 要
    「ぼかしずり」梶よう子
    「鬼は外」宮部みゆき

    アンソロジー。
    大奥づとめのお女中、駕籠かきコンビと道中記の版元、獣医の夫婦、吉原の花魁とその馴染み客、摺師、そして岡っ引きの親分と商家。
    ほとんどシリーズものの一作。これをきっかけにシリーズものに手が伸びればいいのだろうが……
    宮部みゆきの話は茂七親分もので、価値観の相違の怖さを感じる。

  • ひのえうまの女:永井紗耶子/
    道中記詐欺にご用心:桑原水菜/婿さま猫:泉ゆたか/
    色男:中島要/ぼかしずり:梶よう子/鬼は外:宮部みゆき

    働く事に昔も今もないとは思うけど、江戸にしかなかったような仕事は面白い。仕事は楽しくやりたいね

  • 知らない作家さんを知ることができるから、いいね。
    いつの時代も仕事は大変
    でも やりがいがある。

  • 江戸時代にも動物のお医者さんは、いらしたのですね。
    この物語は前後が気になりすぎて、シリーズ本を買ってしまいそうです。
    あとは花魁のお話。
    読みながら昔観た土屋アンナさん主演のさくらんが頭の中を回ってました。

  • 2023年第1刷、PHP研究所のPHP文芸文庫。6編。桑原水菜『道中記詐欺にご用心』コメディタッチというかそんな感じ。取り扱っている内容もなかなか面白く主人公の述懐もおもしろい。梶よう子『ぼかしずり』詳細に読め込めていないせいか、シリーズの1篇を持ってきているせいか、オチ近くの内容が分からなかった。シリーズものということもあってか内容が頭に入りずらかったかも。宮部みゆき『鬼は外』親分の慧眼なのか偶然なのか、単なる思い付きが当たっただけという気もする。

    収録作:『ひのえうまの女』永井紗耶子、『道中記詐欺にご用心』桑原水菜、『婿さま猫』泉ゆたか、『色男』中島要、『ぼかしずり』梶よう子、『鬼は外』宮部みゆき、他:「解説」細谷正充(文芸評論家)、出典:永井「大奥づとめ よろずおつとめ申し候」所収 新潮文庫、桑原「箱根たんでむ 駕籠かきゼンワビ疾駆帖」所収 集英社文庫、泉「お江戸けもの医 毛玉堂」所収 講談社文庫、中島「連作時代小説集 ひやかし」所収 光文社文庫、梶「いろあわせ 摺師安次郎人情暦」所収 時代小説文庫 角川春樹事務所、

    出典(続き):宮部「〈完本〉初ものがたり」所収 PHP文芸文庫、

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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