好きよ

著者 :
  • 双葉社
2.85
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本棚登録 : 81
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575234442

作品紹介・あらすじ

あなたが愛していたのは、誰?好きよ-彼女はたった一言遺してビルから飛び降りた。死の影に潜む"邪悪な存在"との戦慄の闘いの果てにある真実とは。

感想・レビュー・書評

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  • 先家(さくや)の墓が割れた。一刻の猶予もない。あの娘を、先家董子を探してください。でないと真湯島で五十年前と同じことが起こる---。定年退職ののち、ゆったりと老後をすごしていた吾妻藤二郎のもとへやってきた幼馴染は、島の窮状を訴える。一方、先家董子は己の血に秘められていたものを知らず東京でOLとして暮らしていた。恋人の嘘や、嫌がらせのFAXに傷つきながら……。

    装幀 / 高橋 雅之(タカハシデザイン室)
    装画 / 佐々木 敦子
    初出 / 『小説推理』'01年3月号~'02年9月号連載分に加筆訂正

  • 声にすれば言葉は実在し、文字にすれば言葉は記録となる。記録され伝われば、言葉が歴史となり、希望となる。そう。人間は未来を言葉によって信じることができるのだ。だから、負けない。希望を奪われない限り、負けはしない。

  • ホラーとファンタジーとミステリを足して三で割ったような本作。
    探偵、蝶々、地球外生物。作者の十八番パターンですね。

  • 再読。

    現代劇なのにファンタジー!?
    ってなったインパクトが強い。笑。

    「好きよ」ってひとことだけの遺書は怖いなあとおもう。

  • ないわ。

  • 「好きよ」のひとことを残して自殺した同僚
    彼女は何故自ら命を絶ったのか誰にもわからなかった

    ミステリーっぽく始まり
    何故か突然ホラーへと話が変わるという1冊(笑)
    シャーマニズムやら宇宙のパワーやら
    ちょっと詰め込みすぎかなぁ??って感じ^_^;

  • ■1028.
    <読破期間>
    H22/4/8~H22/4/19

    <本の内容>
    あなたが愛していたのは、誰?好きよ—彼女はたった一言遺してビルから飛び降りた。
    死の影に潜む“邪悪な存在”との戦慄の闘いの果てにある真実とは。

  • たったひとこと、「好きよ」と書き遺して自殺した女性……というだけで怖いっ! なんだなんだ、本格心理的恋愛ホラーか?と思っていたら、呪われた島の伝説だとかシャーマニズムだとか怪物だとかが出だして、えらい話になってきた本書(笑)。だけど雰囲気はサイコホラーに近くて、あまり派手じゃないのでかなり好き。
    でもってこの「好きよ」という言葉、最後の最後で意味が分かるんだけど。これを「怖い」だなんて思ってしまってごめんなさい!てな感じ。いやほんと切ないいい話ではありませんか……。

  • 一気に読めて面白いけれど、ちょっとミステリーというよりホラー、SFっぽい・・・。
    私はどちらかというと、普通に謎解きができる推理小説がいいな^^;
    そして、解説を見てびっくり柴田よしきさんって女性だったんですね@@
    なぜか男性だと思っていたので、びっくりしました。

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    <blockquote><p><strong>先家董子の同僚愛果が「好きよ」という一言を遺書に自殺した。その後、董子の身の回りには不可解な出来事が頻発する。死の影に潜む「邪悪な存在」との戦慄の闘いの果てにある真実とは!? </strong></p></blockquote>
    このタイトルでホラーだったとは!
    終盤、佳境に入るとそれはそれは凄まじくホラーなのだが、しかしただおぞましいだけのホラーではない。ほとんど孤島と化した過疎の島に古くから言い伝えられてきた伝説に迫ったり、恋愛小説の趣もあったり、と盛りだくさんなのである。
    ホラー苦手のわたしとしては、ホラー然とした部分は少なからず退いてしまったが、それ以外の部分の雰囲気はむしろ思わせぶりで好きかもしれない。</font>

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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