優しい音楽

著者 :
  • 双葉社
3.56
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本棚登録 : 2456
感想 : 439
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575235203

感想・レビュー・書評

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  • 遅読の私が、あっという間に読み終えた。
    読みやすい。

    悪くはないんだけれど、変なのっ。

    これが購入した本だとしたら激しく後悔する部類。

  • さらさらっと読める

    設定が自分としてしっくりこなくて、最後まで違和感残ったままだった

  • 「人によって知っていることは、全然違う。常識だって思ってることも、ちょっとずつずれている。」(172ページ)

    いろんな立場の男女が、
    それぞれの関係の中で、
    前より少し優しくなる物語り。

  • すごい普通
    「タイムラグ」は好き

  • 毎回読む度に思いますが、瀬尾さんの作品は読んだ後のあのどことない幸せ感がいいです。ほんわかとした短編が3編入っています。

    優しい音楽
    音楽ネタ好きなのでぶっちゃけこのタイトルで借りたところがあります(笑)
    どっかの入試問題か読み取りかで一度クライマックスの一番いいとこを読んだことがあって、それがきっかけで読んでみたいと思っていました。

    兄と似ているから彼に近づいた千波ちゃんが、どんどん兄と違うことを感じながら彼を愛するようになる。彼との違いを、でもどちらも良いことと気づく流れがとても好きでした。音楽を通じて通い合う家族。愛情というものが幸せに流れている静かな雰囲気が心地良いです。

    タイムラグ
    主人公と女の子の父はいかがわしい関係なのに、そう見せないほのぼの感がなんとも言えません。結局は根が良い人達ばかりで、安心できます。ただ、私はこんな関係無理です(笑)

    がらくた効果
    非現実的な話なんだけど、なんだかズレてる佐々木さんに愛着が沸き始める二人が面白いです。どっちにしろ彼らは幸せそうなのでいいと思います。

  • この中のタイムラグっていうのがすき。

  • やさしいよりぬるいってかんじがした。とくに表題作。「タイムラグ」も設定はおもしろいけど、そんなにすきじゃない。

  • 3編の作品が入った短編集。
    とにかく軽く短いのであっという間に読み終えられる。
    私の場合、3時間もかからなかったと思う。

    表題作『優しい音楽』は、朝の駅構内で不思議な出会い方をした
    僕と千波の恋の物語。
    詳しくはネタバレになるので書けないが、半ばくらいまで読むと
    話の予想がつく。その予想を少しも裏切ることなく「やっぱり」な
    展開。うーむ。
    確かに、始まりはどんな形でもいいとは思うのだけれど・・・。
    どこか納得がいかない。

    愛の形は様々で、愛してしまえば許せてしまう、ということが
    言いたいのだろうか?
    他の2編もそうだが、設定がわりと非現実的だったり、
    突拍子もなかったりする割に、登場人物たちが穏やかに
    順応するのが不思議。
    私だったら、不倫相手にその子どもを預けられたり、
    同棲相手がホームレスのおじさん拾ってきたりしたら
    間違いなく怒るけど。

    優しくてほのぼのした空気と引き換えに、感情も揺さぶられない。
    『図書館の神様』がとても良くて期待しただけに、肩透かしを
    くらった感じだった。

  • まーまー

  • 060712・借

  • うまいたとえかどうかはわかんないけど、読んでいてマジパンでできたケーキの上の飾りみたいだなどと思いました。マジパンでできたクリスマスケーキのサンタや煙突つきの家はとても愛らしくおいしそう。みんなほしくて争奪戦になるけど、食べてみたらスカスカざらざらした歯ざわりと、変に甘ったるい味がする。やさしく甘い文体で、さらりと読ませるけど・・・。

  • 表題作が一番好き。駅で女子大学生に一目ぼれされて付き合い始めた会社員の話。O・ヘンリの短編集のようなテイストで、最後にちょっと驚くオチがあるのがいい。優しい気持ちになれます。(★★★)2番目の「タイムラグ」は、週末に不倫相手の子供の面倒をみることになった女性の話。大人がみんな身勝手すぎて全く共感できず。(★)最後の「がらくた効果」は、ホームレスの元大学教授を拾ってきた同棲中のカップルの話。爽やかだけど、何もひっかからなかった。(★★)

著者プロフィール

1974年大阪府生まれ。大谷女子大学文学部国文学科卒業。2001年『卵の緒』で「坊っちゃん文学賞大賞」を受賞。翌年、単行本『卵の緒』で作家デビューする。05年『幸福な食卓』で「吉川英治文学新人賞」、08年『戸村飯店 青春100連発』で「坪田譲治文学賞」、19年『そして、バトンは渡された』で「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『あと少し、もう少し』『春、戻る』『傑作はまだ』『夜明けのすべて』『その扉をたたく音』『夏の体温』等がある。

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