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  • 双葉社
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感想 : 258
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575235395

感想・レビュー・書評

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  • プレゼントがテーマのあたたかい短編集。どれも女性の一人称。
    なんとなく児童書のようだと思う。
    さらりと読めるし、いい話だなぁとは思うけれど、あまりピンと来なかった。
    個人的に『うに煎餅』はお気に入り。

  • 赤ちゃんから老人になるまで、それぞれが受け取ったプレゼント。
    一番大切なものってなんだろ、というシンプルな質問の答えの集合と言う感じ。

  • 記憶こそが最高なるプレゼント。どんな展開なのかワクワクさせてくれる最近もっとも嬉しい読書プレゼントだった。

  • 女性が生まれてから貰えるプレゼント。
    名前やぬいぐるみ、初めてのキス、色々なもの。
    読んでいると不思議と暖かな気分になり、知らず知らず涙が零れました。

    産まれてきてからの私はどうだったろうか、と考えました。
    様々なものを貰ってきているはず。
    でも、それを当然だと思って受取すぎていないだろうか。

    産まれて初めて貰える「名前」から始まって、
    この世を去る時に貰える「涙」で終わる構成も良かったです。

  • 絵が綺麗な本。
    色合いが好き。
    うに煎餅
    ヴェール
    が印象に残った。

  • 八日目の蝉】NHKドラマ版は、俺的に涙無くして見られない(´・Д・)」

    そんな角田さんの短編集なのだが、半分でギブアップΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
    角田さん・・こんなレビューでホントに申し訳ない。


    ◇自分が満足する為なら、何しても良い!
    ◇人を好きになったら仕方ない!
    ↑ていう・・
    恋愛至上テロリズムの名の下に、様々な物語が進む。

    いやいや、無理です(つД`)ノ
    世の女性がやらかした事を、こんな事になるから〜だから採用採択に反対したんだ!て尻拭いさせられる男性的な視点で読んでしまい・・
    胸焼け感だけ残ってしまった( ̄^ ̄)ゞ

    ガールズオナニーブック???
    これはシンドイΣ(゚д゚lll)

    逃げろ〜ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘


    ↑*追記ですが〜
    角田さんホントに申し訳ない。・゜・(ノД`)・゜・。
    ただ男性には、あまりにもこれはシンドイです!

  • 一生のうちにもらうたくさんのプレゼント。
    名前、ランドセル、初キス、鍋セット、うに煎餅、合い鍵、ヴェール、記憶、絵、料理、ぬいぐるみ、涙。

    いろいろな年代の女性が主人公になっていて(年齢順なのでひとりの女性が成長していくようにも感じる)、だんだんいいことばかりじゃなくなっていくけれど、どの作品も最後は前向きであたたかい気持ちになれる。
    特に、名前、ランドセル、鍋セット、ヴェール、料理がすき。

    「ランドセル」の中で、「たくさん失ったと思っていたけど、たくさんのものを手に入れていた」というような内容があり、心に残った。

    それと「鍋セット」。一人暮らしを始めた頃を思い出した。近くにいるとわずらわしく感じ、でも離れるのは寂しい。母という存在は不思議で、偉大だ。

    あんまり短編は好きじゃないけど、角田さんのこれと「この本が、世界に存在することに(さがしもの)」は別腹です。

  • ―――この世に生まれて、初めてもらう「名前」放課後の「初キス」女友達からの「ウェディングヴェール」子供が描いた「家族の絵」―
    小説と絵で切りとった、じんわりしあわせな十二景。


    祥子からの借りもん
    それぞれ2~30ページのきれいにまとまった短編集
    ちょっとかゆいのから、涙が眼に滲むものまで幅広く
    心が温かくなるお話ばかり

    一番いいのは、満場一致で「うに煎餅」だろう

    異論は認める

  • 贈り物にまつわる短編集
    表紙や挿絵がすてき
    ほっこりするお話がいっぱい
    「鍋セット」がいちばん良かったかな

    友人への誕生日プレゼントにしました

  • 生まれてから死ぬまで、人はいろいろな経験をして、成長・変化していく。そんなとき、人からたくさんのものをもらっていて、それはただのものではなく、むしろそれに込められた想いや希望なんだと感じました。いろんなショックなことや苦しいことがあっても、気持ち次第でそれを乗り越えていけるというような前向きな終わり方で、未来が辛く困難なんものだと想像してしまう話にも不思議と希望があるような気がしてよかったです。共感したり、感動したり、悲しくなったり、いろいろ詰まった一冊です。

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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