1gの巨人

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 35
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575236828

作品紹介・あらすじ

「ガリバーの行方を知らないと、あんたも殺されるぞ」-わけがわからない。得体のしれない大男を助けてから、私は何に巻き込まれている!?日本ホラー小説大賞長編賞作家が才能の限りを尽くした、ノンストップ・心理サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • ホラーとかサスペンスとかじゃなく
    純文学っぽかった。
    死体遺棄しちゃってるけど…前田のキャラ付けよくわかんないけども…
    典子エピソードもイミフだけども…
    純文学だと言えば許されそうな。

  • 2015/10/07
    移動中

  • 「巨人はいったい何なのか?」という疑問をうっちゃったまま、ただ淡々と話が進んで終わってしまいます。なんじゃこりゃ?。

  • ホラー、というよりサスペンスですね。特別に恐ろしい事象が起こるわけでもなく。「巨人」は登場するけれど、その存在自体が恐怖になるわけでもなく。不思議な読み心地の作品でした。
    そしてタイトルにある「1g」の意味は切ないです。

  • この人の書く物語はいつもすごく怖い。

    自分の隠したいところを写しているからかも

  • 飛び降り自殺をしようとしていた巨人を助けた夫婦。
    そこからじわじわと恐怖が始まる。
    脅迫、殺人、夫婦の疑惑
    否応なしに渦に巻き込まれていく

    こんな話あるかなぁと、全体に不自然な感じが否めないかな。
    あまりハラハラもしなかった・・・
    あ、でも1gの意味がわかったラスト
    ちょっと切なかった。。

  • 「自殺を止めたら、巨人がついてきた!」「何者?」「何が目的?」が絡まって、猜疑心爆発、疑心暗鬼満々。果ては殺人まで…。ウソがウソを呼び、裏読みが裏目に出て…。不思議な話。

  • 05年の日本ホラー小説大賞受賞作家。
    今作はホラーではなく心理サスペンスに近い内容。

    とある夫婦が飛び込み自殺をしようとした男を助ける。
    その男は2mをゆうに越す巨人だった。
    それ以降脅迫、事件に巻き込まれていく...という
    プロット自体は面白く、惹き付けるものがあります。
    ただ最終的にはかなり小さく着地しちゃったような気が...。

    その巨人を巡る脅迫と事件と謎と、夫婦間で起こる疑心の
    2つが交差しながらジワジワと心理的恐怖を煽るのですが、
    どちらかと言うと後者の方が上手く書けていて、
    巨人云々...必要だった? という気すらします(笑)。

    骨格だと思ってた部分が読んだら案外脆かった。
    けどそれを包む筋肉が意外としっかり鍛えられてた...
    みたいな微妙な作品。

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著者プロフィール

1974年生まれ、東京都出身。和光大学人文学部文学科卒。2005年『チューイングボーン』で第12回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞。選考委員の林真里子氏から「まごうかたなき才能の持ち主である」と賞賛される。著書に『1gの巨人』『揺りかごの上で』(ともに双葉社刊)など。

「2013年 『紙の眼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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