- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575236828
作品紹介・あらすじ
「ガリバーの行方を知らないと、あんたも殺されるぞ」-わけがわからない。得体のしれない大男を助けてから、私は何に巻き込まれている!?日本ホラー小説大賞長編賞作家が才能の限りを尽くした、ノンストップ・心理サスペンス。
感想・レビュー・書評
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ホラーとかサスペンスとかじゃなく
純文学っぽかった。
死体遺棄しちゃってるけど…前田のキャラ付けよくわかんないけども…
典子エピソードもイミフだけども…
純文学だと言えば許されそうな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015/10/07
移動中 -
「巨人はいったい何なのか?」という疑問をうっちゃったまま、ただ淡々と話が進んで終わってしまいます。なんじゃこりゃ?。
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ホラー、というよりサスペンスですね。特別に恐ろしい事象が起こるわけでもなく。「巨人」は登場するけれど、その存在自体が恐怖になるわけでもなく。不思議な読み心地の作品でした。
そしてタイトルにある「1g」の意味は切ないです。 -
この人の書く物語はいつもすごく怖い。
自分の隠したいところを写しているからかも -
飛び降り自殺をしようとしていた巨人を助けた夫婦。
そこからじわじわと恐怖が始まる。
脅迫、殺人、夫婦の疑惑
否応なしに渦に巻き込まれていく
こんな話あるかなぁと、全体に不自然な感じが否めないかな。
あまりハラハラもしなかった・・・
あ、でも1gの意味がわかったラスト
ちょっと切なかった。。 -
「自殺を止めたら、巨人がついてきた!」「何者?」「何が目的?」が絡まって、猜疑心爆発、疑心暗鬼満々。果ては殺人まで…。ウソがウソを呼び、裏読みが裏目に出て…。不思議な話。
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05年の日本ホラー小説大賞受賞作家。
今作はホラーではなく心理サスペンスに近い内容。
とある夫婦が飛び込み自殺をしようとした男を助ける。
その男は2mをゆうに越す巨人だった。
それ以降脅迫、事件に巻き込まれていく...という
プロット自体は面白く、惹き付けるものがあります。
ただ最終的にはかなり小さく着地しちゃったような気が...。
その巨人を巡る脅迫と事件と謎と、夫婦間で起こる疑心の
2つが交差しながらジワジワと心理的恐怖を煽るのですが、
どちらかと言うと後者の方が上手く書けていて、
巨人云々...必要だった? という気すらします(笑)。
骨格だと思ってた部分が読んだら案外脆かった。
けどそれを包む筋肉が意外としっかり鍛えられてた...
みたいな微妙な作品。