最後のページをめくるまで

著者 :
  • 双葉社
3.10
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  • (26)
  • (3)
本棚登録 : 427
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575241907

感想・レビュー・書評

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  • 面白いと感じたものと、苦手なものと。

  • +++
    小説の、最後の最後でおどろきたい方、ぜひどうぞ。「どんでん返し」をテーマに描いたミステリー5編。
    「使い勝手のいい女」「わずかばかりの犠牲」「骨になったら」「監督不行き届き」「復讐は神に任せよ」……
    どの短編も、ラストで景色が一変します。
    +++

    割と軽く読めるが、ラストでガラッと視点が変わると、いままで見えていたのとは別の景色が見えてくる。人間の思い込みと、脳のだまされやすさを思い知らされる一冊である。

  • 5編からなる短編集。どの作品も自然にミスリードさせられて「えっ⁉」と驚かされる。読後感もダークな感じで捻りが効いていました。

  • R6/3/15

  • サクサクと、読みやすい短編集でした♪
    タイトル通りかな?と思いきや、思ったオチにならずに、いい意味で予想を裏切ってくれる作品でした。読みやすく、すぐに完読してしまいました

  • そこまでどんでん返し!!って感じはしなかったかな。少し物足りなさはあった。

  • 「最後のページをめくるまで」 そのタイトル通り最期まで油断ならないような作品集だ。どんでん返しのようなラスト数行でひっくり返るような緻密な伏線回収は無いが終盤にさしかかるとともに裏の真実が1ページずつめくれてくような展開は良かった。

  • 初めて読む作者 水生大海(みずきひろみ)氏の本である。
    ミステリー5話が、掲載されている。
    読んでいて、伏線が、最後に、理解出来る所のもって行き方が、巧みで、えっ!という終わり方にしてある。
    最後の「復讐は神に任せよ」も、自分では、気がつかない過ちが、人に取って、不幸にさせている怖さが、描かれていて、この世の中でも、あり得そうと、思わずにいられない。
    三話の「わずかばかりの犠牲」も、怖い話である。
    憎しみが、強烈な者に、重い罰をと、願う気持ち。
    本の少しの刑罰で、社会復帰出来るもどかしさがなす術は……
    最後が本当に怖いのだけど、怖いもの見たさで、あっという間にこのミステリー小説を読み終えた。
    ファンになってしまった。

  • 「使い勝手のいい女」「骨になったら」「わずかばかりの犠牲」「監督不行き届き」「復讐は神に任せよ」
    5話収録のミステリー短編集。

    本のタイトル通り、ラストにはどんでん返しや意外な事実、仕掛けが待っていて楽しめた。

    短編で登場人物が少ない事もあり、ある程度の予想は出来たが、3話目の「わずかばかりの犠牲」の結末は全く予期していなかったもので驚きがあった。

    5話全てに、不穏でダークな空気が纏わりついているが、リーダビリティが高く一気に読める。

    それぞれに付けられているタイトルが絶妙。

    軽くミステリーを楽しみたい方にオススメ。

  • 短編5作だったがいずれも読みやすく後味は悪い。

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著者プロフィール

三重県生まれ。2009年、島田荘司氏選考の第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞した『少女たちの羅針盤』でデビュー。14年「五度目の春のヒヨコ」が第67回日本推理作家協会賞短編部門の候補に。20年『ランチ探偵』『ランチ探偵 容疑者のレシピ』が「ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~」のタイトルでTVドラマ化。ほかに「社労士のヒナコ」シリーズ、『冷たい手』など著書多数。

「2022年 『ランチ探偵 彼女は謎に恋をする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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