王様ゲーム (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575514568

作品紹介・あらすじ

ある日、高校1年生のクラス32名全員の携帯電話に"王様"からメールが届いた。内容は「クラスメイトの浩文と美奈子がキスをしろ」。最初はみんな面白半分だったが、命令は次第にエスエレートし、クラスメイトが1人、また1人と死んでいく…ついには、命がけのゲームが始まった。大人気サバイバル・ホラーを全面改稿&パワーアップして文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 中学生が好きそうな話。

  • 記録。
    ホラー系。王様ゲームのメールに背いた人は殺される。でも誰かに殺されると言うより超常現象みたいな感じ。主人公は伸明、彼女は本多智恵美。

    王様はクラスメートの誰かと思われ、命令に背いたのに記憶を奪われただけで殺されなかった伸明をみて、智恵美が王様ではないかという仮説に至る。

    実は以前にも王様ゲームが行われたことをクラスメートの香織らが突き止めており、
    その場所が今はなき広島県の夜鳴村という所であるということが分かる。

    実はこのときの唯一の生存者が
    智恵美の父。最後の命令は、
    王様ゲームを続けるか罰を受けるか

    父は罰を受けることにした。そのとき、父と愛する女性(奈津子)だけが残り、奈津子を自分の手で殺せという命令だった。
    父は、個の命令には従えないと当時ノートに書き残していたことが記述があるが、実行したのかは不明。

    そしてゲームは終わったかと思われていたのだが、本当の罰とは、娘がこの王様ゲームを続けるというところにあった。

    智恵美は伸明に、自分が王様だと嘘をつき、殺され、伸明だけが生き延びる。

    1人残った金沢伸明に王様メールが届く
    「お前達31人の命を捧げ本多奈津子を生き返らせるための犠牲となれ」

    そして、伸明が転校した学校で、本多奈津子と出会うところで終了。

    んー、怪奇現象みたいなのはホラーよくあるからそこはいいんだけど、
    結局智恵美は、お父さんと奈津子さんではない新しい女の人との子供なのかな?なんかよくわからんかった〜、続編読めばわかるのかしら

  • いわゆるホラー小説ですね。シリーズ化されているので人気あるようです。
    とある高校のとあるクラス全員に、いきなり王様からメールが届いて命令に従わないと罰が与えられる・・というのが延々と繰り返されるという話。
    人間追い詰められると、こうなるかもよという側面で読んでたんですが、高校生だしなあということで、オッサン的にはあまり感情移入できず。若い人が読むと面白いのかも知れないですね。

  • GWのBOOKOFFのセールでこのシリーズまとめ買い。映画バトルロワイアルが好きなので同じノリかなと想像。人狼ゲームとかも好きで見てしまう。歌野晶午さんの密室殺人ゲームシリーズは大好物。そしてこのちょいチープな匂いが前から気になっていたのだった。

    0:00にクラス全員に王様からの命令メールが届く。最初はキスをする、足を舐める、程度なのだが命令は徐々にエスカレートしていく。そして実行しなかった者には罰が…。

    まぁタイトル通りの設定、展開、正に想像通り。想像通りなんだけど読んでしまう。自分なら…とその設定を楽しんでしまう。ただ山田悠介氏と同じ印象で、甘い。ウンザリするところも多々ある。文学とは程遠いのでライトなホラーが好きな人にしか合わない作品。しかしながら映画化、漫画化なんかされちゃって。重厚な本を読まない若者にはウケていたのだろうことは予想できる内容。

  • 文庫になったので、読んでみた話題作。

    ネットでは散々な評判だったけど、そこまで悪くなかったような。
    少なくとも、「先が気になって読んでしまう」という意味では、よくできてると思う。
    ただ、犯人当てのミステリではないので、その手の理屈とかを期待して読み進めると、肩すかしを食らいます。喰らいました。
    文体も、まあ技術的なことを言えばいろいろいちゃもんはつけられるのでしょうが……。

    和製ホラーものとしての定番である、

    「一つのカテゴリ(いわゆる高校のクラスね)が」、
    「身近なガジェット(今回はいわゆる携帯メール)で」、
    「誰もがなじみのあるテーマ(今回はいわゆる王様ゲーム)を使って」、
    「超常現象的に人がばたばた死んでいき(物理的な理屈の通るミステリではない。一応申し訳程度に説明はあるけど、あれで納得できる人がいたらびっくりだ)」、
    「『バトルロワイヤル』的な殺し合いの末」、
    「血だらけの惨劇になり(僕は血が苦手です)」、
    「因縁の怪しい山奥の村があり(このあたりで『TRICK』を思い浮かべると、緊張感がなくなりますのでご注意)」、
    「呪いの連鎖は断ち切れない……(要するにシリーズは続く)」、

    みたいな部分は、しっかりと押さえてあります。(とはいえホラーは苦手であまり読まないので、詳しくは知らないです。もっと詳しい人のサイトにでも行って解説を見てみてください)

    なので、いやホントに、よくできてるんですよ。

    作中、ノーヒントで犯人当てろと言われても、あれは無理無理絶対無理。あんなもん、当たるわけがない。だから、ミステリじゃない。そこんところは、本当に、注意して読んだ方がいい。

    そしてまさかの映画化です。

    映画「王様ゲーム」公式サイト
    http://www.ousamagame.com/

    映画版では、ちょいちょい設定が変更されてますね。「首を吊って死ぬ」とか「窒息死」とかが、「末梢」となり、存在自体が消える、というものみたいです。あまりばたばた人が死んで、現実的に考えたところの、警察とかに介入させないためですかね。

    たぶん、見ません。

    とりあえず、「むやみやたらと人を殺す物語」はあまり好きじゃないし、「できる限り人は殺さないで感動させたい」と思って芝居なり何なりを作っているので、この作品が、ネットの本読みたちに言われてるほど酷評するものじゃない、とは思うものの、好きか嫌いかと聞かれたら、きっぱり「嫌い」だ、と答えます。

    続きも、先の展開で、なんかいろいろ謎が解かれたりするみたいですけど、今のところまったくもって読む気はしません。

    あしからず。

  • 王様とからのメールに従わなければ罰を受けるという設定。
    30年前に同様の回事件がありそこからの呪い?みたいな感じ。
    呪いの描写が薄いのでホラーでもないし、現実離れした設定なのでミステリーでもない。
    ジャンル的にあまり好きじゃないのかも。

    文書は読みやすくて一気読みしました。

  • 中学生の頃は大好きだった。
    まさに中学生の感性にあってたんだと思う。

    全巻集めて友達に貸して…
    という経緯でボロボロになった思い出の中の一冊。 

    いま読んだら面白いのかな?
    読むものなくなったら文庫本が出ていたので再度読んでみたい気もする。

  • 小学校高学年に読んだことあったけどその頃から比べたら私も大人になったのかもしれないなー
    なんかさきが読めすぎる小説だし自分の彼女を友達とやらせてーとかなんか胸糞悪すぎた笑なんかイライラしてしまった。
    でも話的には面白い!漫画も全部読んだし!

  • 毎日メールが深夜に届いて、従わないとクラスメイトがどんどん亡くなっていく系。

    私が大人になったのかなぁ
    現実味がなくて先が読めるし、全然怖いと思えなかった〜。
    私が中学生だったら違ったのかな。笑
    大人にはお勧めしません。。

  • 少し前に流行った小説だと思って、読んでみました。

    描写が好みではなかったです。

    不明な点が多かっので、最後まで読んでもスッキリとはしなかったです。

    ここで完結はせず、続編が出ているので、続きを読もうと思います。

    内容は中学生向けであると感じました。

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