少女 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 23305
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575514834

感想・レビュー・書評

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  • ただこわい

  • 色んな付箋が最後に繋がった。死、親友、などの女子高生の感覚が少しがっかりした。最初思ってたより色々考えてるんだなって思い、最後はそんなもんかって。

  • 最後 全てが繋がり面白かったが
    主人公2人の視点、切り替えが分かりづらかったかな…
    あっ…これ敦子ね…
    ん?…あ…コレは由紀ね…
    と自分が読み取らないといけない感じでした

    【死】に興味をもった思春期の子達の話だけど
    個人的に【死】を軽く取り扱い過ぎてて嫌だなぁ…とずっと思った作品…そこに変に友情も入れてくるから…なんか嫌だなあ…と感じて読んでしまった

  • ラスト、登場人物が次々と繋がっていき驚いた!
    でも、未成年者の悪意のない好奇心にゾワッとした。私はこんなこと考えたこともない…。だけど、気分が悪い人間の闇を絡めながら結局言いたかったことは「友情」だったようでホッとした。冒頭の遺書は誰が書いたものなのでしょう?セイラさんかな??

  • 面白かった点
    ★構成
    視点が変わるところ。

    物足りなかった点
    ★登場人物のリンク
    読めてしまった、いい意味での裏切りが少なかった。

    まとめ
    期待値が高かったのか、あまり引き込まれなかった。日を置いていつかもう一度読みたい。

  • 普段、テンポよくて、好きな作者さんだけど、老人ホームのシーンが長く感じました^^;最後のオチは、色々考えさせられてよかったです。

  • 「告白」からの惰性で読んだのですが、若い女の子の感性を忘れてしまったせいか、あまり楽しめませんでした。

    ただ、仲が良いのか悪いのかよくわからない割にはグループになるのは、女子あるあるなのかと思いました。

  • 湊かなえさんは読みやすいな。
    でも、今回のはいまひとつ。
    残酷さや意外性にも足りない。

  • 遺書で始まる物語。
    この遺書は一体誰が書いたのかという謎と共に進んでいく。
    女子高生の由紀と敦子は、転校生のある話から「死」に異常なほどの興味を持つようになる。

    死に対して考えてみたり興味があったり感傷的になったり、私もしたなぁと考えてしまった。誰もが通る道かな。
    湊さんはそういった多感な時期に経験したり想像したことを再度届けてくれる作品が多い。
    苦かったり甘かったり、自分と重ねて読み進められたので感想も様々で面白い。

    2人の少女の視点から描かれていて、最初はどちらの話なのか掴めなかった。が、途中から仕掛けもお互いの性格も分かってくるのでスラスラ読めた。

    「因果応報」この本の1番のキーワードだが、
    死の瞬間を見たいと望み、それぞれ小児病棟や老人ホームにボランティアに参加した彼女たちにはどんな因果応報が用意されているのだろうか。

著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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