珈琲屋の人々 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 1766
感想 : 220
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575515268

感想・レビュー・書評

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  • 小説誌に連載されたものが短編となって文庫化された内容。『珈琲屋』を舞台に登場する人々の物語を通じて行介の人柄が少しづつう分かっていくのが心地よい。冬子との恋愛もじれったいけど見届けたい。

  • 珈琲屋が舞台なのと表紙の雰囲気が良かったので、ジャケ買いした本
    ドラマは観てないけど高橋克典はちょうどいい気がする
    サクサク読めるが、なんだかどの人も主人公にペラペラと結構な秘密を話しすぎでは?
    しかも対決申し込まれ過ぎw

  • 「あぁ、これは、池永さんが淹れてくれた、熱々の珈琲だ(吉田伸子さん解説より)」ホントそんな感じです…珈琲はいつもインスタントなんですが、ドリップして飲みました♬ シリーズ物なのでまた飲み(読み)たいと思います。オススメの小説です

  • タイトルの「珈琲屋」に惹かれて購入。
    過去に殺人を犯した珈琲屋の店主とそこに集まる人々の話。
    誰しも過去に何かしら抱えて生きている。
    自分の過去を忘れたい人、乗り越えたい人、前に進み出す人。
    それぞれの人々のこの先を想像させる書き方。
    サラッと読める。

  • 物語は「初恋」で始まり「再恋」で終わる―。東京のちいさな商店街にある喫茶店『珈琲屋』の主人・行介は、あることで人を殺した。当時、行介の恋人だった冬子は別の男性と結婚したが、行介が出所すると冬子は離婚していた。冬子に何があったのか…。商店街に暮らす人々が『珈琲屋』で語った人間ドラマを七編収録。情感溢れる連作短編集。

  • ん〜。

  • NHKドラマから原作を読みました。
    ドラマとは周りの登場人物がちがっていましたが、原作の方が納得できます。
    読みやすい短編集。商店街の人情話。

  • 気軽に読める。後味が悪くないので気晴らしに良い。

  • 珈琲屋のマスターは昔その珈琲屋で人を殺めたことのある行介。そこに集う商店街の人々に彼が「人を殺した手」で入れる熱々の珈琲。出戻りの冬子を始め集う彼らはそれぞれ事情を抱えていて…。かなり大人のほろ苦い切なさと温かさ、でも逆に受け止めかねる重さもあって読むのが辛い部分もありました。心に刺さってくる言葉が必ずしもマスターから発せられるものではないことも印象的です。ただ事情があっても周りが殺人を軽く扱いすぎの気がします。でも気になる部分があってもこの後の彼らが気になるので続編も読んでみたいと思います。

  • 一つ一つは好きなタイプの人情話だが、短編集として一冊読むと、もうちょっと救いが欲しいというか、明るい話があるともっといいのに、と思う。
    ドラマ化されていたらしいけど、どんな配役だったのかな。

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著者プロフィール

1998 年「走るジイサン」で第11 回小説すばる新人賞受賞。2002 年「コンビニ・ララバイ」で注目を集める。06 年「雲を斬る」で第12 回中山義秀文学賞受賞。その他著書多数。

「2021年 『おっさんたちの黄昏商店街 それぞれの恋路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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