京都寺町三条のホームズ(13)-麗しの上海楼 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 666
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575523089

作品紹介・あらすじ

ジウ・イーリンに請われ、美術展での鑑定のために円生、小松とともに上海を訪れた清貴。優雅な上海滞在のはずが、突然、菊川史郎からニューヨークにいる葵の隠し撮り写真が送られてくる。史郎は葵の身の安全を条件に、清貴に、ある絵を盗み出すように言う。清貴は葵のため、そして家頭誠司の汚名を晴らすために立ち上がる――上海とニューヨークをまたにかけた2ヶ月連続刊行、第一弾!

感想・レビュー・書評

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  • 主人公・葵はほぼ出てこない(笑)、今回はホームズこと家頭清貴が主人公の長編。

    舞台は上海なのだが、描写がいまいちピンとこず…(すいません)

    でも、本物と鑑定された絵が、AIでは偽物とされた理由には「そういうことか!!」と納得したし、ホームズのもとに円生を行かせた柳原先生の真意にも「そうだったのか!!!」となった。
    こっちもまんまと騙されてた!!!(笑)

  • もうシリーズ13冊目なのね

    京都だけではおさまらない清貴の活躍は海外へ。

    今回は円生に道が開けて、というより
    円生の自分への気付きがお話の肝。

    良かった良かった。

  • シリーズ13巻は、ホームズ上海編という感じ。次の葵ニューヨーク編と対になる。
    事件もだけど、円生のすべても明かになり、そちらの方が驚かされる。小松さんもぼんやりではなかったんだな。

    最近の巻では、変わろうとしている姿や清貴に対する複雑な思いを感じていた円生。人間味溢れ始めた円生が少しでも報われてくれるといいな。

    菊川史郎との対決も、一息ついた感じ。

  • 離れることでまた二人の関係が少し変わるのがよかった。
    好きだけじゃなくて、憧れや尊敬、そこに嫉妬心があるのもいい。

  • 2020年1月双葉文庫刊。シリーズ13作目。これほどの展開は、シリーズ中、初なのではないかと思うほど、サスペンスフルで、予想もできない到達点だった。続編も次の月には出るとのことで、こちらも楽しみ。

  • 京都を飛び出し大活躍のホームズさんでした。史郎が仕掛けてきたり、円生が踏み出したりと、物語が一気に進んだ感じです。
    次巻のニューヨーク編も楽しみです。

  • ミステリーの要素はどんどんなくなってきたのは、もはや既定路線(笑)

    どの登場人物にも若干思い入れがしにくくて大変なんだけども、ひとまず円生が覚醒したのでよしとしよか。

  • 円生ーー。良かった。円生の才を生かした道に歩み出してくれて。イーリン良い子だから、出来たらイーリンと…とにかく円生も幸せになりますように!

  • 中盤あたりまでは放り出したくなるような紀行文だったが、ラストが円く収まり良かった。

  • 小松探偵事務所に修行している清貴のもとにイーリン、父親が上海で行う世界至極の美術展の出品品の鑑定依頼に訪れる。一方、葵はニューヨークに行くことになり、今回はほとんど出番がないのだが。清貴、円生、小松は上海に着くが菊川史郎の企みによる事件に巻き込まれる。しかし、事件の解決にあたってその裏には隠された円生の才能と功績が明らかになる。鑑定士の才能に見切りをつけ半ば自棄になりかけた円生に清貴は「あなたの才能が伸ばせる世界がある」といい、円く生きる円生、正しく生きる道を見いださせ、新たな円生の姿が今後見られそうだ。

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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