- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575523850
作品紹介・あらすじ
ニューヨークから戻ってきた清貴と葵。再び、『蔵』での日常に戻った二人の前に、以前、吉田山荘で事件を殺人未遂を事件を解決した相笠くりすが現れる。くりすは、清貴をモデルにした『華麗なる一族の悲劇』という小説を読んでほしいと持ってきた。昭和初期が舞台のその物語の意外な結末とは…。大人気シリーズ、15弾!
感想・レビュー・書評
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前作が前後編だったので、幕間的な話でした。
劇中劇では変わらず清貴の腹黒さが描かれていて違和感なく読めました。
鑑定士としてのミステリーはほぼなく残念でしたが、円生との新たな関係性がスタートし、今後も楽しみです。もう15段なんですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020年8月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ15作目。 2/3くらいが、劇中劇の話です。この部分、あまり興味は惹かれませんでした。次作に期待します。
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劇中劇という形式で書かれたバージョン。
劇中劇の時代設定は、昭和初期という事ですが、意外にしっくり来ているww。ホームズは、葵が出てこないって怒ってたけどww -
本シリーズ初の試みとなる劇中劇をメインに据えた巻、作者は以前にも登場した相笠くりす先生で、清貴が小松と出会うことになった事件以来、2度目の登場です。
著者も以前から書いてみたかった海外名作ミステリーのパスティーシュ、ということで、ミステリー好きには楽しめる内容かもしれません。
ただ、劇中劇にはいつものように骨董や絵画といった鑑定士としての腕の見せ所と事件内容が絡み合った部分はなく、物語も清貴と秋人のコンビを軸に進みますので、葵の登場シーンは少な目。そんなこともあって、なんとなく華やかさに欠ける印象で、少々物足りなさも残ります。
劇中劇の前後には蔵を舞台としたストーリーが描かれていますので、そこはいつも通り。葵を好きすぎる清貴のブラックな一面も垣間見え…。
それにしても人をありのままに受け入れ愛する、そしてありのままを相手に見せるというのは、この二人をみているとなんだか難しいことのように思え(清貴のブラックさゆえかもしれません)、いったいどれだけの人がそのようにできているのだろう、などと考えてしまいます…。 -
劇中劇長っ!って思ったけど結構面白かった。前置きなしで劇中劇が急に始まったほうが、自分的には好きかも、と思う。それにしても、清貴は紙一重だなー。葵のこと好きすぎてヤバいわ。
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内容(ブックデータベースより)
ニューヨークから戻ってきた清貴と葵。再び、『蔵』での日常に戻った二人の前に、以前、吉田山荘で事件を殺人未遂を事件を解決した相笠くりすが現れる。
くりすは、清貴をモデルにした『華麗なる一族の悲劇』という小説を読んでほしいと持ってきた。
昭和初期が舞台のその物語の意外な結末とは…。
大人気シリーズ、15弾!
令和6年3月5日~9日