刑事ダ・ヴィンチ2 (双葉文庫 か 62-02)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575526820

作品紹介・あらすじ

十二年ぶりにタッグを組むことになった警視庁楠町西署の「ダ・ヴィンチ刑事」こと南雲士郎と庶民派刑事の小暮時生。南雲の奇想天外な推理に翻弄される時生のもとに、とある西洋の絵画を模した状態で残された被害者の遺体が発見されたとの報せが。事件の特徴から、かつて二人が取り逃した連続猟奇殺人犯「リプロマーダー」が犯行を再開したものとみられた。過去に決着を付けるべく独自に捜査を開始する南雲と時生だったが、管内で新たな遺体が見つかり……⁉ 新感覚警察小説シリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 12年ぶりにコンビを組む事になった南雲と小暮。過去の連続猟奇殺人「リプロマーダー」事件は小暮家に未だ影を落とす。徐々にその過去が明らかになってきて…

    ずっと小暮に反抗的だった娘の波瑠が事件に巻き込まれてしまった。それをきっかけに少しずつ歩み寄ろうとした矢先、また波瑠が攫われ安否確認が出来ない状態で次巻に続くなんて、先が気になって仕方ないです。

  • 東京藝術大学出身のダ・ヴィンチ刑事こと南雲士郎と庶民派刑事の小暮時生のバディもの第二弾。
    12年前、名画に準えた連続殺人鬼のリプロマーダー事件でバディを組んでいた2人であったが、小暮が寸でのところでリプロマーダーを逃したことから、2人は捜査から外され時間は迷宮入り。
    しかし、ひょんなことから小暮は南雲こそがリプロマーダーなのではと疑いはじめ……。
    1作目同様に南雲の美術に関する知識で事件を解決していく展開、人体構造の知識で小暮をアシストし、大立ち回りを演じる展開は読んでいてわくわくする。
    今回は最後の最後でリプロマーダーの正体が明らかになるが、加藤実秋先生お得意のミスリードのはず。
    続編は1月発売とのこと。さてどうなるか。

  • 第二巻は短篇3つ。
    第一巻から続いているある事件を通しつつ、
    反抗期の長女にどう対応すべきか悩んでいる主人公と掴みどころのないバディの事件簿。

    ある事件の進展はなかなかないなーと読み進めていたら…

    ラストでめちゃショックなクリフハンガーっぷり。

    主人公小暮の家庭内事情も
    バディ南雲の素性も
    ものすごく気になるところだけども。

    何よりも、ラストのショックが大きすぎる。

    この巻は最後から読むのはオススメしません。
    最初から読まないと、損しますよ。

    さ、第三巻読もうーっと。

  • アート刑事とでもいうべきか、とのバディもの。
    1つ1つの事件を追いつつ、貫く軸は連続殺人鬼を追う話し。
    娘が…というめちゃくちゃ気になる所で終わる。
    加藤実秋さんらしく読みやすいし、生半可な知識レベルでも読めてよい。

  • 南雲と小暮、いいコンビだね。
    小暮は大きな疑いを南雲に持ってはいるものの、彼の捜査には不可欠な存在だし。娘の件もまずは一息、かと思いきや、あのラスト。
    うっそーーーー。
    いやいやいや、それはないでしょ。何かの間違いだよね?!
    1月発売予定の3巻が待ち遠しい。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー。同作は書籍化され大人気シリーズとなり、ドラマ化、舞台化、コミック化された。他著に「モップガール」シリーズ、「アー・ユー・テディ?」シリーズ、『チャンネルファンタズモ』『ご依頼は真昼のバーへBarホロウの事件帳』『風が吹けば』『桜田門のさくらちゃん』『学スクール園王キングダム国』『ゴールデンコンビ 婚活刑事& シンママ警察通訳人』「メゾン・ド・ポリス」シリーズ、『警視庁レッドリスト』などがある。

「2023年 『警視庁アウトサイダー The second act 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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