秋思ノ人-居眠り磐音江戸双紙(39) (双葉文庫)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575665659

感想・レビュー・書評

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  • なんかいろんな本屋を巡ったのにちっとも見つからなくて焦った1冊。甲府勤番からようやく戻ってくる速水左近を迎えに行く磐音と左近の二人の息子たち。もちろん戻ってくる左近をヨシとせず、道中で暗殺しようと企てている田沼一派の刺客を次々と退け、無事に江戸入りさせて「対田沼陣営」を整えていく磐音。後半は新キャラ・田沼の側室の「神田橋のおすな」(磐音たちが成敗した)の弟・五十次が出てきて、おすなの遺品をたかろうとしているけれど、そこに読売が加わって、何やら田沼を追い詰める算段をしているとかしていないとか…。これは磐音たちに吉報をもたらすのか?さらに系譜関係で一度は磐音と懇意になった佐野が田沼一派につくことになりそうだけれど、これまたどうなるのか?ってことで次巻がまたまた楽しみな一冊。途中磐音の子・空也に会いたくてむずむずしている今津屋の由蔵さんがとてもかわいらしい。あたし磐音シリーズでは今津屋ネタが好きなんだよねえ~。

  • 次への序章の巻かな。

  • 居眠り磐音江戸双紙の39~田沼父子と反りが合わずに御側御用取次から甲府勤番支配に転出していた速水左近が3年振りに任を解かれ,江戸に帰って奏者番を務めるべく指令が届いたものの,予定が一月繰り下げられ,更に3日繰り上げとなった。磐音と左近は文を取り交わしていたが,元黒鍬組の弥助が訝しく思うのも無理はない。奏者番への昇進は御三家や譜代組の意志であって,田沼派は歓迎せず左近の命を狙うのは必至であり,帰路の警備を磐音も考慮しているのを見越しての画策だ。江戸からは刺客が向かい,山流しと云われる甲府勤番衆にも気を配らねばならない。果たして,笹子峠で田沼に取り入れば江戸に帰れると踏んだ不良御家人が騎馬で襲ってきたが,速水家の番士・小三郎は浪人衆と云われる武田家の旧家臣が駆けつけて蹴散らした。老中間が足を挫いて脇道を行く一行が小菅村で養生している内に,磐音と左近の息子二人は大月に辿り着くが,多摩川を下ろうとする一行の前には田沼の手によって臨時の川関所が作られていた。霧子と合流したものの強行突破しかないと判断した左近を救ったのは,上流から筏に乗って下ってきた磐音と左近の息子達だった。小梅村は平穏無事だったが,磐音の留守に訪ねてきた佐野は系図を奪った田沼と手を組んだ気配がしてきた。左近が登城すると京都所司代になるための段階であることが徐々に判ってきたが,それは田沼との全面対決を決意しなければならない事態だった~40冊目で終わりそうもないが,40巻の節目に向けての助走と判断した

  • 速水さんも江戸に戻ってまいりました。いやー、虚実入り交じりながら、磐音はどこにいくんでしょうねえ。

  • 懐かしい登場人物を復習の意味合いで、総出演させている感じ。
    ストーリーとしては、今後の展開が見えているだけに、なかなか進行しない展開にもどかしさも感じる。

    もういいかな・・・

  • 続きが読みたい気持ちは変わらないのだけれど‥

  • 図書館の予約が来るのが待ちきれずにまた購入して読みました。
    相変わらずのなじみの世界が繰り広げられて水戸黄門を見ているような安心感でした。

  • あくまでもつなぎの巻という感じです。でも、速水さんが好きだから、許す。

  • 「居眠り磐音 江戸双紙39 秋思ノ人」(佐伯泰英)を読んだ。役者が江戸に集まってきましたね。まだ先は長そうだけど。

  • 続きを10冊くらい一気に読みたいです(笑)

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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