太閤暗殺 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575665697

感想・レビュー・書評

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  • 最初、いわゆる『主人公』が誰なのかよくわからなかった。
    どの陣営に、またはどのキャラに感情移入していいのかわからない。
    どの陣営も平等に、淡々と描かれる・・・映画を見ているような感覚?
    終末に向かうにつれての、どんでん返しにつぐどんでん返し、最後は、「あっ、そうか、そういえば発端はそこだったよね?」という感じ。
    歴史ものだけれど、スピード感があり、刑事もの、サスペンスもの、みたいな感じがする作品。

  • ふっと本屋で手にとって一気読み。
    もっとさくさく読めるタイプかと思いきや前半は少し手間取った。伏見城潜入あたりからはぐいぐい引き込まれて頭の中で映像化しやすく、エンターテインメント作品としておもしろい。
    歴史として、秀次一派の結末を知っているだけにどうなるか、と思って読んでいると、なんだかすごく悔しい気持ちになる。石川五右衛門の放った短刀は、なんだか歴史を知る人の気持ちにつながると思う。
    太閤秀吉を嫌いになりやすい書き方をしている。掌に踊らされた人たちが憐れではあるけれども、ここまでしなければ下剋上するようなことはできないだろうな、と思わされる。

  • 関白秀次処刑についてのif
    史実とミステリの兼ね合いが良く面白い

  • 秀吉の甥である関白・豊臣秀次、彼に仕える木村常陸介、前田玄以や石川五右衛門らが登場する。実際に起きた秀次事件をベースに、その史実の裏に隠された物語(フィクション)。
    五右衛門の部下が牢獄を何故脱出できたのか、など様々な違和感が物語終盤、明らかになる。
    なんとなく予想はついたものの、その鮮やかな展開に十分楽しめた。

  • テンポが良い!読みやすい小説だった。最後まで読み応えがあって良かった!流れの良さが好きな小説だったし、史実に基づいたフィクションミステリーっていうのが面白い。この設定を受け入れられる人と受け入れられない人で楽しめるか楽しめないかが大きく分かれるんだろうなと思う作品。歴史に詳しくなくても楽しめました!

  • 石川五右衛門の秀吉暗殺ネタとしては、やや暴力描写強めでしたね。
    それでも途中までは、よくあるパターンとして読んでいたんですけど、最後に背負い投げを食らった感じ。
    好印象ではあるものの、もうちょっと短くても良かったかなぁ。

  • 大胆な設定と謎解き要素も兼ね備えた読み応えのある時代小説だ。最後のどんでん返しは禁じ手のような気がしないでもないが、まあ面白く読めたので良しとしよう。

  • なるほど面白い。多少詰め込み過ぎな感もあるが、しっかりとしたテンポのミステリーに仕上がってる。他の作品も読んで見よっかな。

  • 太閤秀吉を石川五右衛門が暗殺する話。騙し合い馬鹿し合い、二転三転する荒唐無稽なお話。ラストのどんでん返しまでしっかり楽しめた。

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