おれは一万石(21)-世継の壁 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575671179

作品紹介・あらすじ

正国、倒れる──。尾張徳川家から高岡藩井上家に婿入りし、大坂定番、奏者番を歴任するなど尾張一門の重鎮として長らく活躍してきた当主正国の体の不調は、藩邸内に暗い影を落としていた。藩主交代の気運が高まり気を引き締める正紀だが、自身の藩主就任を望まぬ連中が、思わぬ罠を仕掛けてきて──。大人気時代シリーズ、刮目の第21弾!

感想・レビュー・書評

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  • 2022年7月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ21作目。正国の後を継ぐ正紀を悪巧みが襲う。蟄居閉門となった正紀は果たして、悪巧みを撥ねつけることができるのか?。いつものように側近、与力の山野辺達と力を合わせるが、なかなかにはかどらず…。あっ、次に続くんですね。うーむ。待ち遠しい。

  • 藩の財政危機ではなく後継問題とそれに絡む政争。過去の敵役が暗躍し、主人公の進退が危険に晒される。今までの課題と異なるため新鮮なイメージがあり、危機感が増した感じ。
    ラストも後篇に続く。乞うご期待。という雰囲気で楽しめる。続きが気になる。

  • 大名家の藩主後継でこれだけ話を膨らませられるのはさすが。細かいところで若干疑問点はあるけど、歴史小説でなく時代小説なのでよろしいかと。

  • 色んな企みが絡み合って、抜け出せるか?

  •  たった一万石の高岡藩だが、藩主正国の体調の悪化で、次世代藩主に関して藩を分ける闘争が始まろうとしていた。

    大きなお店に年末の掛取の金が四百六十両。
    それを狙っての強盗が入る。

    それが正紀を跡取りから廃嫡しようとする勢力の目論みに繋がろうとは。

  • 正国が隠居。正紀が藩主となるのを阻もうとする企てが進行する。

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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