- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576061092
感想・レビュー・書評
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2006年7月二見時代小説文庫刊のものに書き下ろし:夏木権之助の猫日記(一)化け猫の妻を加えて2021年10月角川文庫刊。しまったー「新」が付いてなかった!。僅か13頁ですが、新作が読めたのが良かったです。
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定年退職したさまざまな職種の三人のおやじが、隠れ家をつくって仲良く楽しむお話。風野真知雄さんは読みやすいなあ。女への視点がいまいちでしたが、まあそれもオヤジだからってことで。なかなか面白かったので、続けて読みます。
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隠居の気楽さと寂しさの狭間で、何をする?
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有川浩先生の三匹のおっさんコンセプトの作品!
解決に余韻がある(スッキリ系ではないけど)
続編あありそうなので継続しましょうかね -
悪くは無い。
隠居した爺さん3人組みが隠居して必要なのは金でも権力でも食べ物でもなく美しい景色だと言って三人で別荘を探すというのは微笑ましい。
ただ隠居爺にそんな色々な事件が起こるだろうか?とか、ちょっと冴えすぎとか、まあ小説を面白くしなきゃいけないんだろうけど、別にそう事件が頻発しなくてもいいんじゃない?他に楽しませる方法はないのかな?などとも思う。 -
主人公はそれぞれ町方同心、旗本、小間物屋の家督を倅に譲り隠居したオジサン達。幼なじみの3人が、様々な事件に行き当たり首をつっこむ。
ラストには、相談事を引き受ける仕事を始めようと決めます。
というわけで以下、続刊。
身分が違っても仲のいい幼なじみの関係や、それぞれの家庭の事情などが味わい深いです。でも私的には事件の内容にあまり興味を引かれなかったかな、と。
余談ですが、先日読んだ「三匹のおっさん/有川浩」をふと思い出しました。こちらは定年オジサン3人組の現代モノ。最近、シニア主人公の小説を読みあさっております。 -
「大江戸定年組」というシリーズ名にひかれて購入した。全員、息子に代を譲って隠居をした元同心と旗本と小間物屋の主の三人は、10代の頃に一緒に水練をし、今は〈海の牙〉という居酒屋で酒を組み交わし、語り合う仲である。
隠居暮らしでも、三人三様、それぞれの家族の間に波風が立つ。煩わしさから逃れつつも、自分たちの楽しみ逃れつつもために、隠れ家として、三人は大川の河口に家を借り、〈初秋亭〉と命名する。
三人三様の人間模様や俳諧の師匠かな女に寄せる想いなど、隠居になった身ゆえの話の展開に、定年退職後の自分といつしか重ね合わせながら読んでしまった。