二度殺せるなら (二見文庫 ハ 7-1 ザ・ミステリ・コレクション)
- 二見書房 (1999年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576990040
感想・レビュー・書評
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ロマサスの女王、リンダ・ハワード。
中でもサスペンス色の強い作品、さすがです。
カレンの父親は長年、消息を絶っていた。
ニューオーリンズで遺体が発見され、カレンは現地にやってくる。
担当する刑事マークは、ホームレスのように見えた遺体が、家族がいるのに冷たく見捨てられたのかと最初誤解を抱いてしまう。
冷静に見えたカレンの手が震えていることに気づき、まったく違うことがわかって、今度は惚れ込んでいく。
カレンの父親は元軍人で、家族を捨てて放浪し、それでも母親はたまに帰ってくる父親を喜んで迎えていたのです。
同意は出来ないが母親の気持ちを尊重してきたカレン。
その母親も少し前に喪ったばかりだった…
親切にしてくれるマークと恋に落ちるが、あまりにも急な展開に、はっとして家に逃げ帰ることに。
ところが何者かに命を狙われ、ニューオーリンズに戻ってくるしかなくなる。
刑事のマークは南部の歴史ある街に住み、育ちがよく物腰が柔らかないい男で、カレンを守りつつ事件に取り組むのだった。
事件はハードな方で、マークは有能な刑事だけど超人的に強いというのではない。
カレンは看護婦のキャリアはあるが、こちらは腕が立つわけでもない普通の女性。そんなヒロインの芯の強さが魅力的でした。
それぞれの良さと、だから惹かれ合う、ところに説得力があります。 -
H/Hの心情がよく書かれていて良かった。
ただ青い瞳の狼の ヒーローか出てきてそっちが気になった。 -
お互いが会ってまもなく強烈に惹かれてベッドインまでの展開が速いような気もしましたが、まぁそうでなくちゃロマンス小説じゃないのかな。でも今まで一人で強がってきたヒロインなんだからもうちょっと焦らしてヒーローをいらいらさせてくれてもよかったなぁ~なんて。この二人のその後は「青い瞳の狼」でチラリと出てきます。
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刑事×しっかり者看護師
ヒーローとヒロインに好感が持てる。そして舞台のニューオリンズが魅力的に見える。それだけで大満足。 -
まま面白かったけど、1回読めば十分かな。
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購入済み
内容(「BOOK」データベースより)
長年行方を絶っていた父親がニューオーリンズで何者かに射殺された!知らせを受けた看護婦カレンはすぐさま現地に向かう。父親は元軍人で、ベトナムから復員後なぜか家族を捨てていた。変わり果てた父の姿に涙するカレンは、担当の刑事マークに優しく慰められる。が、射殺事件の黒幕が次に狙うのはカレンだった。果たして何のために?愛と陰謀が交錯する全米ベストセラーのサスペンス。
Kill and Tell by Linda Howard -
長年行方を絶っていた父親がニューオーリンズで何者かに射殺された!知らせを受けた看護婦カレンはすぐさま現地に向かう。父親は元軍人で、ベトナムから復員後なぜか家族を捨てていた。変わり果てた父の姿に涙するカレンは、担当の刑事マークに優しく慰められる。が、射殺事件の黒幕が次に狙うのはカレンだった。果たして何のために?愛と陰謀が交錯する全米ベストセラーのサスペンス。
リンダは読後感が良くないものもあるし、二度と読まなくても、というのもあるけど、これは当たり。ヒーローのきめ細やかさがいいのかも。強引な部分はリンダヒーローだから当たり前なんだけど、これはヌーオーリンズ(笑)な紳士的なヒーロー。