- Amazon.co.jp ・本 (490ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576992235
感想・レビュー・書評
-
初ハーレクイン
崇拝し敬愛する又従兄弟のお兄さんヒーロー(七歳年上・有能経営者)×醜いあひるの子型不憫ヒロイン(名家の末裔・初恋一途・拒食症、不眠症、夢遊病の三重苦)
ハーレクインといえばリンダ・ハワードらしいので読んでみました。
恋愛には酔えなかったけれど、話がおもしろく最後までぐいぐい飽きずに読めてよかった。
ヒーローがことあるごとに勃起してるのがなんだか笑ってしまった!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アメリカ人ときたらどんだけ盛ってるんだおい、とビビらされる。
ニーリーというおっさんはやることしか考えてないんじゃないか、というくらい、まぁ本に登場するときは、ってことだけど。ウェッブというおっさんも何につけ勃起させてるし、いやほんと大丈夫か。
という盛りまくってるにも関わらず、心の中はたっちゃんと南ちゃんレベルで、一晩中やることやっておいてから、まだ分からないはあの人の気持ちは、とかなんとか、もう風紀の乱れとか言ってる場合じゃない。
とまぁアメリカ人の心配をしてもしょうがないけどね。そんなキオスクのエロ本みたいな直接的な描写も満載だけど、意外や向こうの大河小説みたいな重厚さもあって読ませるので面白かったわけですよ。 -
おてんばが過ぎて皆から疎まれるロアンナ。資産家の祖母ルシンダの屋敷に、従姉妹ジェシーと又従兄弟ウェッブと暮らす。唯一の理解者ウェッブはやがて、ジェシーと結婚し、ルシンダの跡取りに。ロアンナがウェッブにキスする現場を見られたその夜、何者かに殺害されたジェシー。容疑者とされ一族の誰からも守られなかったウェッブは屋敷を去った。10年間、憎しみ続けていたが、余命わずかのルシンダのために戻ったウェッブ。最初はロアンナを傷つけてしまい、お互いを誤解しあったまますれ違う2人がとても切なかった!やがて命を狙われたロアンナとウェッブ。ジェシー殺害との関連は?
自分のせいでウェッブを失ったロアンナの10年間が、なかなか壮絶だった。何があっても変わらずウェッブを密かに愛し続けるのがいじらしくていじらしくて…(泣)憎んでいたはずが、変わらずロアンナを守り続け、やがて愛情を自覚するウェッブの愛の告白がとても印象的!ジェシーはじめ、同じ屋根の下で暮らす一族の殆どが嫌なヤツ過ぎて面白かった。犯人はまさかの… -
以前読んだ著者の作品とは全く違う濃密な物語で、彼女が多くのファンの支持を受ける理由が理解できた。
タイトルの意味がわかったときには涙し、ヒロインの成長と強さには感心した。
良い読書体験ができたと思える本だった。
1996年。 -
「ヒロインがあまりに不憫」「下衆キャラがそこかしこに」「まさかの真犯人」の3点が揃ったロマンティックサスペンス。リンダ・ハワードにますますハマりそう。
-
リンダ・ハワードもどうやら当たり外れがあるらしいなと悟り始めた二冊目(一度しか死ねない)を経て、傑作の声が高い本作セレクト。
傑作でした。
成長の物語はときめく。あとやっぱ王子の王子っぷり大事。
人物の魅力というか特徴は、多少あくが強いくらいのほうが物語を引っ張る力ってあるなあと再認識。犯人が最後の最後までわからなかった! -
私のロマンス本コレクションの中ではバイブル的な存在。何度読み返したかしれない。ヒーローがツボ。