がいこつさん

著者 : 五味太郎

• 文化出版局 (1982年5月2日発売)

感想・レビュー・書評

[Waaさんの感想 · 2007年3月18日]

眠れなくてしょうがないがいこつさん。わかる

[黒さんの感想 · 2006年11月9日]

　シュールでいながら、どこか哲学的な雰囲気も相俟って、五味作品の中では、恐らく最も好きな作品。
　所謂「オチ」は、解釈次第でどこまでも深遠になり、非常に味わい深い。

[♪さんの感想 · 2006年7月29日]

がいこつさんのわすれもの

[みーさんの感想 · 2006年7月26日]

☆五味太郎ワールド炸裂絵本☆

がいこつさんは寝る前に何かを忘れていたことに気づく
しかし何を忘れていたのか思い出せない
あちこちへ行き探してみるが
なかなか思い出せず

読んでいるこっちまで「おいまだかよ」
て程に引っ張る引っ張る。

この絵本は結局寝る前にするある大事な事を忘れていたというラストをあっけなく迎えるのだが

色々なことに置き換えてみると
「考えることも大事だなぁ」
とそんな風に感じた。

シュールな突っ込みの文章と
すっとぼけたキャラのがいこつさんの
面白絵本です。
私は色使いがとてもお気に入り。


-最初のページより-

がいこつさんがねています。
目をあけたままねているのかというと
それはちがいます。
あれは穴です。目ではありません。

[はりねずみ☆彡さんの感想 · 2006年6月4日]

五味太郎の絵本。何かをするのを忘れて眠れないがいこつさん。さて、何をするのを忘れたのでしょう？

[わかなさんの感想 · 2006年5月31日]

がいこつさんは生きていないんだけど、眠る。ご飯を食べないけど、歯を磨く。何か忘れている気がして眠れないがいこつさん、何を忘れたのかを思い出すためにいろいろな所を歩き、ついについに思い出す！小学生の長男が、しょっぱなから笑いっぱなしの絵本。

[おりべしのさんの感想 · 2005年9月23日]

今読むと、かなりシュール！

[どんぐりさんの感想 · 2005年6月13日]

がいこつさんは
寝ています。
時々、寝返りを打っているので
よくは眠っていないようです。

「何か気になる事がある…」

がいこつさんは
「何か忘れているように気がする…」

何を忘れているのか
きちんと思い出さないと
眠れないので
何を忘れているのか
思い出す事にしました。

家の中にいても
思い出せないので…
思いきって
外へ出てみました。

…
ポストを観て

がいこつさん「手紙を出すのを、忘れていたかな」

絵本の声（つっこみ）「まさかっ
　　　　　　　　　　　最後の手紙、
　　　　　　　　　　　もう、とっくに
　　　　　　　　　　　だしちゃったじゃない」

がいこつさん「それもそだな」

こんな感じで
忘れていた事を
気になっている事を
探していきます。

はたして、
がいこつさんの
忘れていた事って
何だったのでしょ〜。


　無表情の
がいこつさん。
（あたりまえ）

町中を歩きます。
デパートの中まで♪

途中で
がいこつさんと
ナレーターとの
掛け合いの言葉が
（つっこみというか…）
とっても
面白いのです。

読み語りしながら
笑っちゃいます。

表紙を開けたところの
どくろマークに
忘れていたヒントが
隠れていたり。

中表紙にある
ロウソクの絵。
そして、
最後のろうそくの絵が
お話の長さを
物語っています。

みなさんも
これを
わすれちゃ〜ダメ♪
寝る前には
必ずね♪

著者プロフィール

五味太郎　1945年生まれ。工業デザイナーを経て絵本の世界へ。サンケイ児童出版文化賞、東燃ゼネラル児童文化賞、ボローニャ国際絵本原画展などで数多くの賞を受賞。絵本に『きんぎょが にげた』『かぶさん とんだ』『さんぽのしるし』『ばったくん』『みんなうんち』『からだの みなさん』『どこまで ゆくの？』『にているね』（以上、福音館書店）『まどから おくりもの』『仔牛の春』『つくえはつくえ』（以上、偕成社）『かくしたの だあれ』『たべたの だあれ』（ともに文化出版局）『さる・るるる』（絵本館）「らくがき絵本」シリーズ（ブロンズ新社）など多数。絵本論『絵本をよんでみる』（平凡社）、絵本の仕事をまとめた『五味太郎 絵本図録』（青幻舎）がある。

「2023年 『おでかけ版　ひよこは にげます』 で使われていた紹介文から引用しています。」