古本綺譚 大増補 (平凡社ライブラリー て 7-1)

著者 :
  • 平凡社
4.11
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本棚登録 : 51
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582766899

作品紹介・あらすじ

古本にはどうしてこんなに綺譚があるのだろう?本を買う人と古本屋の駆け引きはもとより、夜逃げの男女、蚯蚓屋敷の話、本の処分の悲喜劇、これこそ稀覯本かもしれないという勘違い、そして、古本を心の糧とする心温まる話。

感想・レビュー・書評

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  • 最高に楽しかった。
    好きな作家が1人増えた。

  • ほとんどが1980~90年代の古本に関する話題。エッセイなのだが著者が小説家でもあるだけに創作も入っているのかな?芦原将軍あたりはちょっと出来過ぎの感も。紙の本(と言わなければならないのが現今の状況)がまだ力を持っていたころの本と読者(そしてもちろん古本屋)に関する懐かしい話。

  • 面白い!エッセイなんですが、続きが気になる様な描き方がまるで小説。
    葦原将軍探索記が特に面白かったです。当分嵌りそうです。

  • 久しぶりの再読。新ネタも大増補されている。今、流行りのビブリオも影響を受けているでしょう。著者の古本への距離の取り方が抜群。変にベタベタしてないのがいい、

  • どうやら私も僻書読みらしい。

  • ほとんどはショートエッセイですが、葦原将軍の探索記はなかなか楽しめます。はたして、どこまでが事実でどこからがフィクションなのか。

  • 古本にまつわるからというわけではないが、つくづく事実は小説よりも奇なりであると感じさせられる。

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著者プロフィール

出久根達郎(でくね・たつろう):1944年茨城県生まれ。中学卒業後、上京、古書店に勤務する。73年から古書店・芳雅堂(現在は閉店)を営む傍ら、文筆活動に入る。92年『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞、93年『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞する。2015年には『短篇集半分コ』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『おんな飛脚人』『安政大変』『作家の値段』など多数がある。

「2023年 『出久根達郎の古本屋小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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