- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582855531
感想・レビュー・書評
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サンデルの政治哲学の解説本。
コミュニタリアニズムの立場から、
ネオリベラリズム、リバタリアニズムを批判している。
サンデルの面白さは、白熱教室のように
対話形式や巧みな比喩で議論を導くところにあるように思う。
もう1度白熱教室をチェックしておきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マイケル・サンデルのこれまでの著書等をまとめることで、彼の理論、ひいてはこれまでの政治哲学の流れまでも総括できるような内容となっている。とても面白い。
マイケル・サンデルの主張(ロールズへの批判など)は、なかなか的を射たものだと思うのだけれど、説得力のある新たな正義論を打ち出しきれてないところが弱い。ここを解決できないと、歴史に名は刻めないかな、という。 -
サンデル教授ご自身が「彼は、私の政治哲学を完全に、そして深く理解している」と推薦!!
著者の小林正弥教授は、サンデル教授の全著作を解説することによって、サンデル教授の政治哲学をだけでなく、政治哲学の歴史、政治哲学とは何か、政治哲学が私たちに何をもたらしてくれるのかを示してくれています。
サンデル教授は、福島第一原発の事故を受けて「原発の未来は、私たちにとって究極のジレンマだ」と仰いました。
私たちはもう、自分の利益のことだけを考えて生きていれば良い状況ではありません。地球の未来は、私たち一人ひとりの人間性、哲学に託されているのです。
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サンデルの解説本、難解。折角なのだから、サンデル風に読者に思考させる本にしたらよかったのになと思うた。コミュニタリアニズムの歴史的出自をざっくり知るには良し。
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正直、理解するのが難しい。
洗礼を受けた感じです。 -
挫折しました。 サンデルの本を読みたいです。 それからかと。
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サンデル本の解説•概説書
故に「サンデル以上」にはなれないし、どうしてもそれぞれの本を読んでいなければ分かりにくい部分も出てくる。
「これからの正義の話をしよう」を入り口に他の著書の概要や「こんな考えでこう書いている」、「サンデルの思考のエッセンスはここ」などを知るには有用。
難しくても原著には当たってみるものだと思う。