([か]2-1)てのひら怪談 (ポプラ文庫 か 2-1)

  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591103524

感想・レビュー・書評

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  • 1、2ページのホラーSSが100篇+α収録されたアンソロジー。「ビーケーワン怪談大賞」の受賞作を1冊にしたもの。
    そういう内容なのもあり、それぞれの怪談の作者さんはほぼ見たことがない方ばかりなのですが、時折知っている方もいて、目次も見てみると楽しいです。
    内容も千差万別、不気味な物から不思議な話まで。怪談のイメージも人それぞれですね。

    ちなみに、個人的に何が一番怖いかといえば表紙と所々にいる謎の人形(バラバラの手足いっぱい付き)。何で目が口になってるんだ……。素手で触るのためらいます。

  • 玉石混交だ。巻末の解説で既に布石を打たれた感があるが、怪談と言うわりに怖くなく、訳のわからないものもあった。800字以内の怪談を公募して「傑作選」と謳う割にお粗末なものもあった。しかし、夜中に一人で風呂で本書を読んでいると、たま~にぞくっとするような内容の怪談もあったり……

  • 八百字という制約の中で描かれたさまざまな「怪談」を集めた一冊。笑えるのや、ほっこりするのや、シュールなのやら、読み心地も人によって様々です。もちろん、怖いと感じるものも人それぞれの一作があるのでは。
    お気に入りは「カオリちゃん」。やっぱりこういうのが一番怖く思えてしまいます。でもむしろ曲もつけてみたいような……。
    「テスト」も怖いなあ。こういう場所ってなんとなくありそうな気がするだけに余計にリアルな恐怖を感じました。

  • 不思議な話、ぞっとする話、童話のような話。
    よくも800文字でここまで…というものばかり。

    身近にありそうで怖いのが、いこうと誘われた
    プラットホーム。
    川で石を拾ってきてはいけない、というのも
    よく聞く話です。
    猫好きに、猫の…はぞっとします。
    マザーグースのようなものもありました。

    どれもこれも短いので、ついもう1話、と
    読み進めてしまうのが難点です。

  • ちょっと違うのが一番怖い

  • 正直、気持ち悪い。ぞーっとする話より、気持ち悪いという印象が強かった。

  • ネット上で2003年より毎夏開催され、大反響を巻き起こしている「ビーケーワン怪談大賞」の名作佳品が一冊に!大の怪談好きで知られる3人の編者が、腕によりをかけて選んだ100編に加え、文庫オリジナル書き下ろし作品8編も収録。

  • 妄想ホラーがメインで、あまり盛り上がらなかった。

  • 2003年から4年間に刊行された「てのひら怪談集」の傑作選。新作も数点あり。
    100作品を読むと自分好みの怪談(傾向)があるので、「自分はこういう怖い話が好きなんだな」と客観的に理解できます。

  • 2010/3/28売却

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著者プロフィール

加門七海
<プロフィール>
東京都生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』でデビュー。伝奇小説・ホラー小説を執筆するかたわら、オカルト・風水・民俗学などへの造詣を生かしたノンフィクションも発表。自身の心霊体験をもとにした怪談実話でも人気を博す。小説に『203号室』『祝山』など、ノンフィクション・エッセイに『大江戸魔方陣』『お咒い日和』『墨東地霊散歩』『加門七海の鬼神伝説』など、怪談実話に『怪談徒然草』『怪のはなし』など多数。

「2023年 『神を創った男 大江匡房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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