パリの女は産んでいる: <恋愛大国フランス>に子供が増えた理由 (ポプラ文庫 な 2-1)
- ポプラ社 (2008年12月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591106310
作品紹介・あらすじ
女が自由になるほど、子どもは増える?女性が自由に生きやすい社会の様子を、豊富な例とデータと共に紹介。第54回日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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産むか産まないか、そのタイミングも自分で決められる。産んでも仕事を続けるのが当然。母親になっても女性として魅力的、子供よりパートナーであることが優先。婚外子やシングルマザーへの偏見なし。
日本の女性、がまんしすぎ。完璧な母親になろうと、がんばりすぎ。少子化も無理ないです。 -
2013.12.22
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いいな。フランス。ちょっと前の本だし、全部が全部いいってわけでもないんだろうけど、でもやっぱりいいな。
あたしもフランスにいたら子どもを生みたいと思ったんだろうか。
女性が子どもor仕事で人生に悩むこともなくて、セックスレス率も低くて(てかそれが離婚の理由とか日本じゃあんまりならないんじゃ)、いくつになっても女であり、現役とかすごい。
確かに長い間カップルがお互いを男と女で意識し続けるには努力が必要で、それを日本のひとたちはちょっとさぼり気味なのかもなぁ。
若いってことが女性の大きな魅力ではないっていのを読んでて、ふとあたしが台湾のパパに兎の仕事を紹介しようとして見せたAKBの映像に「日本は女のひとがバカっぽいこと(何にも知らないこと)、幼いことがいいとされる。でもヨーロッパではそれは全くない」と言ってきたのを思い出した。
そういうことに性的魅力を感じないと。(まーそれは自分の想い通りにしたいという日本男性の欲求があって、幼かったりする要素っていうのは言うことを聞きやすい、自分より弱いから力等でねじ伏せられる。それに快感を得る男のひとが現代のリーベンには多いっていうのがあるんだろうな)
結婚をしなくても事実婚とシステム的にあんま変わらないとかいいなー。
あと子どもが一人いて今2人めを妊娠中っていう女性が運命のひとに出会ってしまって、でも夫もいいひとにはいいひとでっていう悩み相談の答えがすばらしい。
共通しているのは自分の感情に素直に生きてっていう答え。子どものために我慢してっていうアドバイスをしたひとは一人もいなくて、逆にあなたが幸せなことが子どもの幸せに繋がるのよっていアドバイスばかり。
すごい!!!ってそれに励まされてる状況ってわけでもないんですけど。。。
でもパパがフランスにいる間にフランスに移住しよーかなくらいのことは思ってしまいました。 -
あまりにも主観的、筆者の狭いご近所の話
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お国が変われば子育てに対する考え方がだいぶ違いますね。日本人の私からみると、少し雑な育児だな…なんて思ってしまいました^^;
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エッセイとはそもそもそうゆうものなんだろうけど、非常に個人的な体験が元になっている。信憑性うんぬんというよりこれがフランスと日本の全てと思い込むことだけはしないでおこうと思いながらも、なかなか楽しく読めました。パリのこどもたちの写真もかわいい。
まぁ日本もフランスも一長一短で、子育てって結局はどこ行ってもたいへんなことに変わりない。
著者の妹が直木賞作家の中島京子であったことに一番驚いた。
“女性が生きやすい社会になれば、子供は自然に生まれるようになる” -
タイトルから、日本と比べてパリはこう!ってオンパレードかと思いこんで読み始めてみたら、日仏はこんなにも違うのか、面白い話と考察で楽しめた。
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フランス(及び日仏比較)の子育て事情。出生率上昇の背景に何があるのか。単に結婚せよ、子を産めと騒いでも、女性は埋めない。まずは女性が子どもを産んでも仕事を継続できる環境を整え、出産や子育てに於ける女性の負担、女性への要求を減らす…など。結婚も出産も予定はないけど、勇気でけられる内容でした。他の本も読んでみようっと。