(P[む]1-4)カフェかもめ亭 (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 1482
感想 : 134
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591122365

感想・レビュー・書評

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  • 出てくるお店にいつかいってみたいと思うようなお話でした。一つ一つの物語がとても丁寧で優しくて、小学生の時に大好きだった物語を売る男の話を思い出してとても素敵な時間を過ごすことができました。

  • ネットでほっこりする小説を探していたら、この本がオススメされていたので図書館で借りてきて読みました。文面は基本的に、カフェに来たお客さんの語り口調で進んでいきます。短編小説で、どの話もファンタジー寄りの奇跡のお話が多いです。
    今の私は死なないミステリーとか、そういうのを読みたかったので、ちょっと今回は気持ち的に私には合いませんでした。話の内容も死にそうな人とか、病弱な知り合いのお話とか、カフェでほのぼのしているかと思いきや、死に関するお話ばかりで期待したものとは違いました。最後の中篇も、壮絶な人生のお話で、話の最後もメリーバッドエンドという感じでした。銀の鏡も、ホラーで後味悪かった。気持ち的には☆2.5です。

  • sg

  • 「コンビニたそがれ堂」の姉妹編と言うことで読んでみた1冊。
    同じ風早の街を舞台としているところと、かもめ亭に訪れるお客様が「たそがれ堂」の話をするところぐらいが繋がっているだけで、本編はそれほど関係なさそう。
    「たそがれ堂」も不思議な話が多いが、それ以上にファンタジー要素が多め。しかし、ファンタジーでも全編、親しい人の死が絡んでいて、どこか悲しい物語ばかり。
    ファンタジーが苦手なので、ちょっと読むのに手こずったが、最後まで読むと、やはり心の中がほんの少し温かい気持ちになり、自分の身近な人を大切にしようと思える。
    外出自粛の中、家の近くをうろうろしていたら、偶然「風早」の住所を発見!
    実は「たそがれ堂」も3作目以降が手に入らない状況で、この「かもめ亭」はもう少し後まで取っておきたかったけど、「風早」の街を発見してしまったら、読まずにいられなくなってしまった…
    これでこの作者さんの作品の在庫は0。まだまだ、いろいろ読みたいのになぁ…困った…

  • いい話が多かったけど
    なかなか読み進めなかった!
    1人称で話が進むのでなんか微妙な時があったからかな?

  • ちょっとほんわりした感じの話でした。

    海辺に立つカフェは現在は三代目の若い女マスターが継いでいる。
    マスターの曽祖父の代から続く落ち着いた雰囲気が売りのお店。
    そこには近所の人がかわるがわる訪ねてきていろいろな話をしていく。

    この本はそんな常連さんや一回だけのお客さんやら、その人たちの話がメイン。時にはマスターが主人公の話があります。
    話の中には、魔法使いが出てきたり、人魚が出てきたり、吸血鬼が出てきたりして、かなりファンタジーっぽかったり。

    なので、個人的には「文芸小説」というよりも「ラノベ」に近い感じだなあ……と思いました。
    決して悪い意味ではなく、ほっこりしたあったかい読みやすい話、という意味で「ラノベ」。

    とても読みやすいのであったかくなれる読みやすい本をお探しの方には、是非オススメします。

  • 序盤から?の連続で不思議すぎるお話の連続。世界観が素敵で、カフェの雰囲気とマッチしているけどそこどまり。
    残念だけど挫折してしまいそう。

  • have a break, have a fantasy in a day. maybe, girls like it.

  • 個人の話として語られるせいか、語り口調でいまいち入り込めず、だった。
    でも「こしまさんのお話」は、その個人の話としての設定だからこそ、の話。
    これは、すくわれる存在がふたり、片方のみの認知でつながっていて、さわやかだった。

  • 小説というよりは、童話?というようなメルヘンチックなカフェのお話。
    ふんわりした感じでした。

著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』(童心社)、『コンビニたそがれ堂』『百貨の魔法』(以上、ポプラ社)、『アカネヒメ物語』『花咲家の人々』『竜宮ホテル』(以上、徳間書店)、『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』『かなりや荘浪漫』(以上、PHP研究所)、げみ氏との共著に『春の旅人』『トロイメライ』(以上、立東舎)、エッセイ『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)などがある。

「2022年 『魔女たちは眠りを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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