初恋料理教室 (ポプラ文庫 ふ 5-1)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591151181

感想・レビュー・書評

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  • はじめは退屈しました。
    あれ、自分は料理に関心ないんだったかな、と。

    読み終わって感じたことは
    読んでよかったということ。
    自分が年齢を重ねてふと、どうしようかなと空白を埋めたくなった時にもう一度手に取れるように手元に置いておこうということ。

    そんな本でした。

  • 京都の長屋の一角で土曜日に開かれる男性限定料理教室に通う4人の、料理を通じた恋愛とかあれやこれや

    やはり料理を作るところの描写がすばらしい
    普段は急いで手抜きでご飯を作ってしまうけど
    一つ一つ丁寧に作業したいなぁ と思ってしまった

    世代間を描くために20~50代の各世代を登場人物にしたとあとがきで書いてあったけど
    僕にとっては世代に関係なく50代の佐伯さんの更に奥さんが一番共感できるかな?
    まぁ、僕がいなくなっても、妻は料理せずともたくましく生きていくとは思うけどね

  • 京都にある男子限定料理教室に通う四人が主人公。建築家卵の智久。今の時代ストーカーと間違われちゃうから、ちょっと知っただけの人に声をかけて距離を縮めるのも大変だよね。人と向き合うことの大切さに気が付いたヴィンセント、お店が成功して恋人とも順調で。彼の作るデセールを食べてみたい。親から普通に与えられるものが欠けてしまったミキ。ジュリアと乗り越えてほしいな。佐伯さん、杞憂で終わってよかった。出てくる料理は関東住の私にはなじみのないものもあったけど、一度味わってみたいものだった。

  • 男性専用料理教室。習う理由は十人十色。
    でも、美味しいものを食べさせたいって気持ちは
    素晴らしいものです。

  • 黄色と赤。
    幸せの象徴のような色が似合う。

  • 穏やかで優しいストーリー。
    料理の描写も物語もとても丁寧です。

  • 再読。内容を忘れているので初読みのよう。生麩美味しそう!て思ったのはなんとなく憶えている。今回も美味しそう!て思いました。

  • 20170216読了

  • 料理は、誰かを幸せにすることができる。
    味が受け継がれていくことで、その人の思い出が残っていく。
    大事なこと。

  • おいしいは幸せになる。
    諦めていたものも、作るご飯で新しいものができるかもしれない。
    そうであってほしいと願う。
    カテゴライズすると事例して埋没して自分の話では無いようになり、
    同時に自分が自分でないような錯覚を覚える。
    おいしいを倍増するにはその環境も大切だと思った。
    ミキの話が好きだった。

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著者プロフィール

1978年大阪府生まれ。2004年、第2回ジュニア冒険小説大賞を受賞した『ねこまた妖怪伝』でデビュー。児童文学のほか、ミステリーや恋愛小説も執筆する。著書に、「2013年 文庫大賞」(啓文堂大賞 文庫部門)となった『ハルさん』、『初恋料理教室』『おなじ世界のどこかで』『淀川八景』『しあわせなハリネズミ』『涙をなくした君に』、『きみの傷跡』に連なる青春シリーズの『わたしの恋人』『ぼくの嘘』『ふたりの文化祭』などがある。

「2023年 『初恋写真』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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