([し]4-8)花咲小路二丁目の花乃子さん (ポプラ文庫)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591156872

作品紹介・あらすじ

元「怪盗紳士」がご隠居として暮らし、非番の日にご近所の相談ごとで引っ張りだこの若手刑事も住む花咲小路商店街。ここにはたくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起こる。

今回の主人公は「花の店にらやま」を営む花乃子さんのもとに居候中の十代の女の子。人々の慶びごとにも悲しみにも寄り添う花屋の仕事を手伝うなかで、ある日ちょっと気がかりなお客さんが来店して――。

大人気商店街シリーズ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は2丁目にある花屋にらやまが舞台。

    主人公のめいは、高校でいじめにあい、学校を辞めて働くことにした。大好きな花を扱うお店で。
    従姉妹が営む花屋にらやまへ下宿して働く。
    店主である花乃子さんの瞳には、花を依頼された時に何か感じることがあると、ガーベラの花が咲くことにめいは気づく。

    前作に登場したミケさんの仕事ぶりがよくわかる。花乃子さんとめいちゃんも合わせて3人が花に託された思いを解きほぐしていく。女性陣の活躍する回は珍しいかも。読んでいて楽しい。

    もちろん、セイさんも健在です。

  • 花咲小路の花屋を中心としたお話。花屋の主人の花乃子さんの不思議な力を起因にした謎解き要素はあるものの、全体としてはミステリー要素は薄め。主人公の女の子をきっかけに回り出す、縁と回復の物語かな。

  • すべてうまく行って、おさまった結末、ほんわかしました。
    少し若い世代向けの小説なので、最初は入り込めなかったけど、中盤からよかった。

  • このシリーズは何冊もある。まだこの本しか読んでないが、この商店街にはユニークな人々が暮らし様々な事件が起こるようだ。ただ本当に困る揉め事は今のところないようだ。とても楽しそうな商店街のようで次も又読みたいと思った。

  • 読了。花咲小路3作目。今回は花屋とそこに持ち込まれる色々な話。今までのセイさんや純ちゃん刑事など商店街の面々も出てきて、楽しんで読めました。最後もいい感じにまとまって、ほっこりです。

    #読了
    #読書好きな人と繋がりたい

  • 以前にも読んでいたけど愉しく読めました!シリーズの最初だよね!

  • 不思議な力のあるお花屋さんとその力に気づいた従姉妹のお話。
    やさしいあたたかい日常ミステリ。
    花咲小路商店街に住みたいなー。
    1作目2作目のキャラも出てきて嬉しい!

  • シリーズ3作目の舞台は二丁目の花屋さん。
    ちょっと不思議な能力で問題解決したり、慎ましく微笑ましい恋の物語があったり、温かいエピソードがいっぱいの作品です。
    こんな商店街に住んでいたら毎日がほんの少し楽しくなるだろうと憧れます。

  • 花屋の話だからちょっとメルヘンチックだけど、心がほのぼのとするんだなこれが。
    小路ワールド全開で、楽しみがまた一シリーズ増えた。

  • ちょっと不思議な花屋の店員さんのお話。
    とはいえ、あの商店街の一味なので、並ではないですが、
    珍しく、家族色強め?

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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