(P[み]6-1)金沢古妖具屋くらがり堂 (ポプラ文庫ピュアフル み 6-1)
- ポプラ社 (2020年2月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591166208
作品紹介・あらすじ
アルバイト先は妖怪が営む古道具屋。扱う品は、不思議なものばかり――。
金沢に転校してきた男子高校生・葛城汀一は、街を散策している際に店先にあった壺を壊してしまい、古道具屋でアルバイトすることになる。しかしそこは普通の古道具屋ではない、妖怪たちの道具“妖具”を扱うお店だった!店の主人をはじめ、そこで働くクラスメイトの美男子・時雨も妖怪で、人間たちにまじって生活をしているという。汀一はアルバイトをする中で、さまざまな妖怪や妖具に出会う。
最初は汀一をよく思わなかった時雨だが、二人の友情も次第に深まっていく。しかし、ある事件をきっかけに時雨は自分のアイデンティティに悩むようになり......。
『絶対城先輩の妖怪学講座』の著者による、金沢あやかしバディ・ストーリー!
感想・レビュー・書評
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金沢を舞台とした、道具の妖怪と人間の友情話。金沢には行ったことがありませんが、旅情を掻き立てられるね。
妖怪ものではありますが、あまり派手な展開はなく日常系といった感じ。自然に妖怪と人が共存している。妖術ばんばん系を期待していると肩透かしかもしれませんが、町の雰囲気ともあっていて、個人的にはなかなかいいと感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人に混ざって色々な生き物が暮らしているという設定のお話です。
楽しく読めました。 -
ホッコリしますね〜。
日本人は昔から不思議と共存してきた民族ですもんね。 -
面白かった!!
こんなに一気に読めた小説は久しぶりでした! -
妖怪はそこら辺に共存している
確かに
人間と妖怪の違いってなんだ? -
「初出勤日の野鎌」
全ての始まりは不注意から。
バイトの勧誘より前に話しておくべき事であり、非があるとしたら最初に壺を割ってしまった事だけでは。
「唐傘お化けの憂鬱」
メジャーではあるが諸説が。
確かに実際に詳しく教えてと言われても、何となくのイメージや色んな情報が混じった回答になりそうだな。
「笑うツチノコ」
からかうだけからかって。
手のひらの上で踊らされたというのは、まさにこの事ではというぐらい妖具からしたら単純だったろうな。
「狐の嫁入りの後で」
ふとした瞬間に素が出る。
相手が理解のある人で良かったが、一歩間違えたら色々と大問題が起きそうな事柄ではないのだろうか。
「椿女郎と蜃気楼」
最後に見たい景色は既に。
暴走する可能性があると分かった時点で無理せず諦めていれば、悔いの残る結果にはならなかったのでは。
「約束の手形傘」
心の病みを利用した結果。
誰にも気付かれないよう本人の意志のように思い込ませるなど、本来なら存在に誰も気づかないだろうな。 -
妖怪と人間の少年の友情物語。
うーん、、、今の気分とは合わななかったです。 -
んんー。時雨くんのギャップのあるかんじはよかったけど、少し物足りないかなぁ。
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汀一と時雨の掛け合いが路生よるさんの『地獄くらやみ花もなき』のふたりににてるわ…
同じ作家さんかと思った…
時雨はだいぶ人間ぽくなるけど。 -
アルバイト先は妖怪が営む古道具屋。扱う品は、不思議なものばかり――。お人好し転校生×クールな美形妖怪コンビが古都を舞台に大活躍!(e-honより)