世界を救うmRNAワクチンの開発者 カタリン・カリコ (ポプラ新書 ま 1-2)

著者 :
  • ポプラ社
3.35
  • (8)
  • (15)
  • (31)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 244
感想 : 33
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591171448

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • h10-図書館ー期限3/15 読了3/3 返却3/5

  • 祝ノーベル生理学・医学賞。カタリン・カリコ氏の伝記。
    新書としては少し薄く、買ったときに正直もったいない感じはした。巻末の山中教授のインタビューもちょっと唐突で、かさまし感はある。
    しかし、ハンガリー出身の女性研究者の人生と並外れた意志力を知ることができた。カリコ氏は1955年生まれ。フルシチョフが最高指導者だったのが1953年から1965年、ハンガリーが民主化されたのが1989年なので、まさに激動の時代を生きている。テディベアを抱えてともにアメリカに渡った娘さんが、ボートの金メダリストであることにも驚いた。

  • 請求記号 289/Ka 66

  • 女子栄養大学OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000066375

    祝・ノーベル生理学・医学賞受賞!
    2023年にノーベル生理学・医学賞を受賞した女性研究者カタリン・カリコ氏に関するノンフィクション。

  • 彼女の変わらぬ信念に尊敬を抱きました。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50258914

  • 前半は、mRNA開発者のカタリン・カリコ氏の半生について。ハンガリー生まれで、後にアメリカへ。ハンガリー時代の高校時代の先生が語る学生時代のカリコ氏。ハンガリー事件の巻き添えで情報提供エージェントに登録され、それ故の疑惑を受けた経緯もあるらしいが、印象は普通の慎ましい科学者。ビオンテック社に入り、新型コロナワクチン開発へ。成功の日、今日は食べるわよと大好きなチョコレートを爆食い。微笑ましい。

    科学的な解説がなく物足りない、と思っていた所で後半。超単純化したmRNAの説明、分かりやすく有難い。で、最後は山中伸弥教授のインタビュー。

    この本を読めば、漠然と不安感をもつmRNAワクチンを少しだけ広い視点で捉える事ができる。だけれど、今のオミクロン株に対する有効性やそもそもの摂取必要性、抗体減少、長期的影響、何発も打ち続ける事の問題点などは語られないから、その点は未消化。何より、ビオンテックは結局はファイザー側の考え方であり、ネガティブな面を見せているか。まだまだ、目が離せない。

  • だから何?むしろ悪人ヅラ

  • ファイザーやモデルナなどの新型コロナワクチンに応用されているmRNAワクチンの開発者について書いた一冊。

    旧東欧のハンガリーからアメリカに移住して、丹念に研究を重ねて成果を出し、今や世界の救世主となったのは本当にすごいと感じた。
    そしてノーベル賞を取ってほしいと思った。

全33件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

増田ユリヤ=ジャーナリスト。著書に『世界を救うmRNAワクチン開発者 カタリンカリコ』など。

「2023年 『読書人カレッジ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

増田ユリヤの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×