大奥 (ヤングアニマルコミックス)

  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592143017

感想・レビュー・書評

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  • 若い男子だけが罹患する赤面疱瘡により、男子の数が女子の1/4まで減ってしまったため、男女の役割が逆転した世界が大奥を舞台に描かれている。
    TVで見て、意外性が面白かったので、原作を読んでみた。

    第1巻は、6代将軍家継が亡くなり7代将軍、吉宗が誕生。質素倹約を謳い、これまでの大奥のしきたりを変えていく様子が心地よい。

    それにしても、よしながふみの発想、スゴすぎる。

  • 原因不明の疫病のせいで、男性が貴重な存在になるとは…。この先はどうなるんだろう。

  • 若い男子しか罹患しない疫病「赤面疱瘡」の突如の流行により、男の人口が女の4分の1になってしまった江戸時代が舞台。『三代家光/以降/将軍職もまた/女子の継ぐ所と/なる』とあり、歴史や人物の性格や信条など、実際の史実にもできるだけ忠実に沿わせた「男女逆転・歴史改変SF」。1巻、すごく面白かった。少し前のアトロクの影響により、ついに読み始めてしまった。この巻の終わりのように、なにか開けてはならぬモノを開けた気もしている。

  • 想像してたのより読みやすかった。まだ1巻だからなのかな?

    これからどんどん面白くなるんだろうなッてかんじ。


    それにしても、コレの水野・吉宗編を映画ではとりあえずやるわけでしょ?うーん。
    それが第1弾って言われてるんだよね?

    だとするとさ、もし忠実にやってったらすごい超大作になるよね。
    ってか長すぎるよね。今高校生だけどさ、全部おわんのってとっくに社会人とかだよね、こうなると。


    まぁ、純粋にマンガとして感想を言うと久道が好きだなぁ

  • テレビドラマがよかったので、原作を読むことにした。思ったより淡々とした感じ。起きていることが、凄まじいので、これぐらいがバランスが取れて良いのだろうか。

  • 《図書館》【再読】NHKで、ドラマ始まったが、見損なってしまい。TBSのドラマは、殆ど見た。原作を、読み返すことにした。吉宗の時代だったんだ。

  • 気になっていたものの躊躇してた作品やっと読みました。設定がとにかく凄いです。全て男女逆転て。時代背景や歴史も面白く読ませていただきました。

  • 男女逆転の大奥という特殊世界は実に面白い。徳川の歴史的背景、家光、吉宗のキャラがよく分かった。将軍の最重要な役割は世継ぎを確保すること、水野祐之進が旗本から大奥に行くのだがあっという間に死んでしまうところにはかなさを感じた。

  • ドラマ始まったので再読する
    やっぱり原作がいいなぁ

  • 若い男だけがかかり死に至る奇病が蔓延し、男女の人口比率が大きく偏ってしまった江戸時代。将軍は女性が、大奥には多くの男性が囲われるのが当然となった8代将軍吉宗の時代から物語は始まる。
    1巻はBLみが強く、自分にとっては読むのが辛かったが、ラストで吉宗が春日局時代からの右筆に出会うところでぐっと面白くなりそうな気配を感じた。

  • [墨田区、台東区図書館]

    単純に男女逆転大奥、という設定にしただけかと思ったけれど、そこに"鎖国"などの史実を絡めてくるあたり、なかなか細かく詰められている!

    1巻と2巻で話の視点が変わるので一瞬読みづらくなるが、この2巻を乗り越えれば恐らくこの先は話がどう展開するかだけで大丈夫なのかな?どこを終着として話が進むのか興味あり。

  • 図書館で借りてみました。・・・これが図書館に置いてあるのがスゴイ。

  • 物語の舞台は日本の江戸時代をモデルとした世界。男子のみが罹る謎の疫病により男子の人口が急速に減少し、儒教思想など当時の概念はそのままであるが、社会運営の根幹や権力は男から女へと移っていく世界を江戸城の大奥を中心に描く。

    一巻は、そういう社会が常識化していた第八代将軍、徳川吉宗の治世から始まる。

    貧乏な武家の息子、水野祐之進(みずのゆうのしん)は、金を稼ぐためとかなわぬ恋のせいでお婿に行きたくないため、大奥に入ることを決意する。

    大奥に入った祐之進は、名を水野と改名し、「御三の間(ごさんのま)」という役職を与えられる。
    新参いじめを受けるが、先輩の杉下(すぎした)さんに助けられながら、なんとかがんばる。

    ふとしたことから剣の腕を大奥総取締役・藤波(ふじなみ)に買われた水野は、一気に大出世して将軍の側室候補、「御中臈(おちゅうろう)」になる。
    そして吉宗の側室になることに…。

    だが、吉宗は新将軍。新将軍と初めて床をともにした男は「ご内証の方(ごないしょうのかた)」といわれ、将軍の体に傷をつけるため死罪になってしまう決まり。

    水野は、その運命を受け入れようとするが、吉宗の温情でこっそり逃がしてもらって、幼馴染+恋人だった薬屋の娘お信のもとで町人として生きることになる。

  • 発想がすごすぎて始めは慣れなかった?けれどどんどん面白くなってハマってしまった。

  • ドラマは観ていたけど始まりは全然違うんだな。衝撃的な幕開けだった。
    絵がさっぱりしてるので好み。

    水野はこれで退場なのかな?
    まだ少し盛り上がりに欠けるけど、続きが気になります。

  • 水野好き

  • なにやらドラマやら映画やらになっている男女逆転大奥。
    ファンタジーではなく、特殊な病気で男性ばかりが死んでいくって設定なんだね。
    吉宗公と水野くんのお話はきれいにまとまっていたと思うけど、そのあとははてさて…。

  • 男女逆転大奥。

    八代将軍吉宗はいったいどんな時代を築いていくのか楽しみ。
     
    まずは、水野編。
    とくに、水野が主人公じゃなかったんだな・・・
    ラストは、なかなかいい裁きですがすがしい。

    「没日録」に書かれた日記。
    何が書かれているのか気になる・・・

  • 面白いんだろうな~とは思いつつも、ハマるのが嫌で手をつけずにいた作品。やっぱり面白かった。水野の最期の場面は、少女漫画らしく、かつ時代劇らしくて、実に良かった。あ~続きを早く読まなくちゃ。(2013-08-03L)(2017-04-23L)

    初めて本作を読んでから約10年。完結して2年。NHKでドラマの放映が開始された。吉宗役に冨永愛、水野は中島裕翔。水野役は芝居が上手い和風の男前でさえあればどの役者さんでもハマったと思うけれど(映画のニノも良かったよ)、富永吉宗のハマりっぷりときたら。貫地谷しほりの久通、片岡愛之助の藤波も原作イメージ通りで良かった。次回以降も楽しみだ。(2023-01-11加筆)

  • 1-9巻。
    いろんな意味で面白かった。

  • 実は1980年代にフジテレビで放送されていた「大奥」が大好きで大奥には思い入れが強い私。沖雅也さんの家光が良かった(* ̄∇ ̄*)。で、思い入れが強すぎて避けてたのだけど、堺雅人さんに負け、TBSドラマ「大奥」を見たので、こちらも読むことにしました。1巻は吉宗から始まりました。吉宗が「何故、女が男名前を名乗るのか」興味を持つところは私も興味アリ。面白くなりそうです(*^▽^*)。P.S歴史パロディとタグを入れるのは心苦しいが、正史ではないのでご容赦ください(ToT)>゛

  • 設定が凄い。
    ストーリーも絵も素晴らしい。心理描写も凄い。
    大奥の男女逆転とは。
    この作者の作品は独特で、好みが分かれると思う。
    子供には勧められないけど、漫画史に残る名作と思う。

  •  最新刊を読んでびっくり。あれ伏線だったのか……。

  • はまってます。
    結構史実に忠実だし、人間の業がおもしろい!!

  • 水野と吉宗の物語。これから大奥の謎が明らかになっていく…というとてもいい部分で終わっているので、早く2巻が読みたくなります。これから買う方はまとめ買いしたほうが良いかと(笑)映画を先に観ていたのですが映画は原作に忠実に作られているな…と感心してみましたよ。

  • 腐女子は読むべし!! 嵐の二宮、柴咲コウ出演の映画やドラマの原作漫画。設定が面白いし、原作では設定を軸に主人公が一話毎に変わるのであきにくい。

  • 現在出ている8巻まで読了。

    男女逆転の発想に無理のないように、また史実を壊さないようにしてある物語作りにすごさを感じています。
    これから、どうなっていくのかすごく楽しみです。

  • 男女逆転設定と歴史のつじつまをよくここまで合わせられたな…とただただ感嘆。凄い作品。文字の多さも一興。

  • 時は江戸時代初期、原因不明の疫病が流行した。この病は男性にのみ発病し、高熱を出し全身の発疹が爛れ膨れ上がり、数日後には8割方が死に至る。天然痘に似た症状から”赤面疱瘡”と名づけられ、根本的な解決を見ないまま、ごく一般的な病としてその国に定着した。そして、80年ののち、男性の人口は女性の4分の1で安定。生存率の低さゆえに男性は子種を持つ宝として大事に育てられ、あらゆる労働は女性が担い手となる。婚姻制度は崩壊し、婿取りは武家や裕福な商人・庄屋が許される特権となっていく。そして、政治の中枢となる江戸幕府、将軍職もまた女子の引き継ぐところになっていた。

    パラレルワールド。男女立場逆転です。やっぱりよしながさんの描く”男”ってかっちょいいよねえ・・・とうっとり。まだまだ第一巻と序盤のため、物語の整合性やらは次巻以降で確認ですね。でも、今のところ「そういうもの」として認識したせいか不都合もなし。読みやすいんじゃないでしょうか。もともとよしながさんのストーリーって伏線やらをちゃんと消化するせいか、無駄もないし。
    物語の話。第一巻はどちらかというと、逆転の世界観を説明するための物語ですね。貧乏武家の水野が大奥へ奉公に上がり、大奥のベースとなるしきたりを説明しつつ、流れに合わせて出世し、そして、将軍吉宗とお褥はべり(←この表現であってるのかしら?)へ・・・。テンポもいいし、物語の核もよし。でもね、やっぱりやっぱり何よりも、水野がかっこいいのですよ(こんなんだから妄想毒女を卒業できんのですが)でも、こんな性格の男は普通にいてもモテるし、好まれるんじゃないでしょうかね。粋です。女性版吉宗も、こざっぱりとしてて好感触。
    とにかく、まあまだ第一巻。次巻以降に期待です。完結してないので×4つです。

  • 柴咲コウちゃんで映画やりますよね。通ってる歯医者さんに原作を強くオススメされたので読んでみました

    男女逆転大奥っていうので、イケメンブームや(当時の)大奥ブームにあやかったパロディモノなのかと思ったらとんでもない。
    SFというかファンタジーではありますが、こんなにも歴史どおりに物語が進められるものなのかと感心しました。
    矛盾なくしっかりつくってあります。
    公文書は男性名で記録を残す、ということまでちゃんと「設定」されているから、こういうことあったかも?と錯覚しそうになります(おおげさかな)

    映画の出来栄えも気になってきました。。

著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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