3月のライオン 5 (ヤングアニマルコミックス)

著者 : 羽海野チカ

• 白泉社 (2010年11月26日発売)

感想・レビュー・書評

[トリーさんの感想 · 2013年6月10日]

島田八段。自分を雨男だと発言。人間将棋をやるときに雨が降っていた。
島田さんは地元山形のお年寄りのことを考えていることがわかり、いい人だと思った。川本家は新しい和菓子を考案していた。中々考えつかない。途中、自分好みの物を入れようとしてしまう。桐山は学校で将棋部を作り上手く行く。
宗谷名人と隈倉健吾九段の対局。とても絵になる。隈倉は冷静な言葉を言ってなんの感情もないのかと思ったけど、後々の事でやはり人間だなと思った。ひなへのいじめがキツイな。

[inutakuさんの感想 · 2013年5月12日]

桐山くんが徐々に周囲の関わりを増していく巻。

同時に桐山自身の傲慢さや将棋にすがるしかなかった幼少期にフォーカスを当て、そこからラスト、いじめに遭ったひなちゃんへの、

ありがとう
君はぼくの
恩人だ

という大きなシフトがすごい。

[瑠璃花＠紫苑さんの感想 · 2013年4月15日]

前の巻で感じたとおり、零くんの人間関係は緩やかに転換していきます。
支えられ、癒されるだけでなく、それを互いに交わし合う形へと、です。

部活の時間を過ごすこと。
自分よりもやわらかなやさしい者が、思いもかけない戦いを
日々くぐっている、その傷を癒すこと―。

楽しさや幸せ、誰かを護ってあげたい気持ち。
ひとつひとつ彼は知っていきます。

零くんは今、世界と出会おうとしているんだなあって
そう思いました。

[calineさんの感想 · 2013年4月6日]

新キャラ登場でまた面白くなってきた。

[なごみまくりさんの感想 · 2013年3月31日]

前半は結構退屈だったけど、最後でやられた。
ああ、どうしてこんなに優しいんだよ。ひなちゃんに私も救われた。

[ちいさんの感想 · 2013年3月18日]

学校でも気持ちのよりどころができてよかったなあ！
野口先輩も林田先生もいい人だ。

それに反してひなちゃんの学校ではいじめ問題。
ひなちゃんの置かれている状況がつらいなあ・・・
でも「私のしたことは絶対まちがってない！！」
て泣きながら言うところはどきーんてきた。

間違ってるか、正しいか、ちゃんと判断して
いじめと戦ってるひなちゃんがかっこいい。

[saiさんの感想 · 2013年3月18日]

【本日の会長】
　「あいつら、お互いにお互いが相手の事を、力いっぱいブン回しても壊れないおもちゃだと思ってるからな」

[kasumi-souさんの感想 · 2013年3月13日]

各々が進んでいく道の中で、周囲の人に支えられながら、一歩ずつ進み、成長していく物語。周囲の人の優しさが本当に身にしみる巻でした。

二海堂は零にとって、本当に必要な人だなと思う。巻が進むにつれて、良いコンビになってきて、見ていてほほえましい。林田先生のキャラも良い。そして、桐山に学校生活を無事に送らせようとする姿もいい。少しずつ周囲と馴染もうとする零君は一歩ずつ前に進んでいるのではないかなと思う。
そして、ひなちゃんの学校でのいじめ。ひなちゃんは間違っていないと思う。理不尽な目にあった人間にとって、立ち向かっていくことはエネルギーがいると思う。ひなちゃんが一歩ずつ進んでいく姿を見守りたい。

[poemmyさんの感想 · 2013年3月5日]

野口さん、キャラええわー。
桐山くん、かわいい。
ごとうさん、案外悪い人じゃない。
姉さんが惚れるのも分かる気がする。

[おこめさんの感想 · 2013年2月28日]

川本３姉妹、二階堂、島田八段、林田先生……周りの人々の温かさに少しずつ心溶かされ、学校生活・棋士生活の両面で前を向き始める零。そんな中、明るいひなたの心に影をおとす出来事が……。悲しみと悔しさと強さを宿すひなたの泣き顔に、零はある誓いを立てる。
様々な人間が、何かを取り戻していく優しい物語です。

著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。