3月のライオン 8 (ヤングアニマルコミックス)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 379
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592145189

感想・レビュー・書評

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  • あの表紙は「たすき」の重みを表現していたんですね。
    読んで納得。

    柳原さんにはまだまだ頑張ってもらいたいものです。

  • 3月のライオン第8弾。

  • 棋匠戦の柳原棋匠が…

    たくさんの人に託された想いを死に物狂いで繋いでいくシーン、きたなぁ。

  • かわいらしいカラーの表紙(今回は渋い)と、筆太なタッチのモノクロページとでギャップがある様に、内容もギャップ・多面性がある。
    メルヘンちっくな面、人情もありつつ、人間の汚い面、情念。
    重く辛い展開になるのかと思えば、耐えた後の救いの光。
    ベルセルクの作者から「アニマル一男らしいマンガ」と評されるだけある。

    煮卵のベストタイムに納得。
    室温か冷蔵庫から出してすぐかは、大違いだ!

  • 一冊ごとにすばらしくなるのがウミノセンセイ。今回の主役はジジイ棋士。

  • 羽海野さん独特の小ネタの散りばめ具合がとても好きなのですが、今回もう少し抑えたものがみたかったなあ、ともちょっとだけ思いました。フォントがうるさすぎるのかなあ。青年誌のフォントだから仕方ないか。

    でも、それもこのお話の良い部分なんだよなあ。
    すごく、広い話をぎゅっと凝縮してきらきらと差し出してくれているなあ。

    柳原棋匠が素敵でした。はい。

  • 作者が老いをテーマにしたのは珍しいのではないかと思った。
    まだ現役バリバリ、いや第一人者という立場だと思うけれど、
    それでもこんなに深い視点を持ち、更にそれを表現できるとは、すごいの一言。

  • 渋かった!
    将棋はよく分からなかったけど面白かった!

  • 勝負事の世界は、シビアで厳しい。負ければ悔しさの業火に灼かれ、確かに一睡も出来ないだろう…勝てば敗者も出る、敗者の山を築きながらもその想いをただ受けて進む。いや、進まなければならない。将棋の何たるかも解らない私だが、この作品を読んで解るのは、勝負事の世界で繰り広げられる「魂」のぶつかり合いであり、身も精神すら削る姿、生き様には心揺さぶる。どちらも譲れないからこそ生まれる真剣同士で発せられる輝き。その中でも表紙になってる柳原棋匠の生き様という将棋に捧げた人生の「戦い続ける事」に託された重みをタスキで表現した羽海野チカ先生の感性は素晴らしいと思うと同時に、その描写は柳原棋匠に絡みつくタスキという名の重責、纏わりつくタスキという名の人々の想いは背負わされた者の重苦しさがありありと伝わり、読んでいて張り裂ける思いだった。そして、負けを悟った瞬間に飛びさるタスキ達の束を見たときは、あぁ、これで荷を降ろせるのだと安堵したのも束の間…もぅ、柳原棋匠…格好いいです。惚れ惚れしてしまう。頑固に粘り強くただ、人々の想いをたぐい寄せて皆に届けようとする姿には胸をうつ。どの世界にも退き際があるがこういう存在も居るというのはある種、希望に満ちているな。期待と同時に希望を渡し、一緒に夢を見て、渡した者達は各々の生きる糧となり、胸に残る。あと、何よりもこの漫画はあきらない、精一杯頑張って掴み取ろうと前に向かって奮闘する姿には、胸をうつ。二階堂やちほちゃんの姿にも今巻を読んでいて目頭が熱くなった。その中、宗谷と桐山戦は激しさはないが、言葉で言わなくても伝わる、将棋を指して通じてしまう世界は神々しくも静謐な対局でした。リトル・アリョーヒン思いだしたなあー

  • 彷徨の第8巻

    零vs宗谷
    孤独と孤高。
    天才と神。
    でもすごく優しい。
    柔らかい。
    2人を感じられた。

    誰にでも悩みはあって、
    周りの環境があって、
    人の良し悪しは他人の評価によって勝手に決められるのだと。
    そんなことをじわじわ感じた。


    あと、
    柳原vs島田
    タイトル戦。

    将棋の内容はさっぱりだけれど、
    気迫は十分伝わった。

    命を削るような戦い。

    棋士たち一人ひとり、
    丁寧に描くもんだから、
    ほんとに全然好きになってしまって、
    応援したくなってしまって、
    感情移入に困るほど。

    ひなちゃんの戦いも良かった。

    ほんとにほんとに好き。
    私も何かを頑張りたい。
    頑張った記憶がほしい。

    私の人生まで変えられそうな、
    そんな影響力の強い、
    パワフルな8巻。

  • 一つの道に人生を掛けることが、どれだけのことか、力強く語られています。毎回、自分もこれ位頑張れているのかな?とか思いながら見てます。

  • 宗谷名人の話が切ない。そしてジイさん達がカッコいい。表紙はそういう意味なのね、と。半熟たまごと白玉団子作らねば。羽海野チカ、やっぱりいいなぁ。

  • 「僕の後を静かに…神様がついて来る」…宗谷さんの秘密がががが!
    棋匠戦の病弱二人~ていうか柳原さん(´;ω;`)たすきの重み(´;ω;`)

  • 『この手オレの名前つきますかね!?』
    やっぱり、二階堂好きです。

  • 今までの既刊含めて一番好きな巻となりました。
    普通ならば名人との対決となればその勝敗の行方を緊迫感煽る演出で追いかけてしまうであろう局面。
    しかし試合はあっさり終わり、読者は試合後のふたりの不思議な空気感に強く印象付けられてしまいます。
    また、後半の島田八段と柳原棋匠との勝負は、死闘と呼ぶに相応しい熱い対戦でした。
    どんどん深みを増す3月のライオン、今後にも期待です。

  • 漫画喫茶で読んでいたが最新刊買ってしまう。今回はサイドストーリー的でいまひとつ。

  • 高校生プロ棋士、桐山零の物語。
    この巻では新人王として、宗谷名人に挑戦する零。
    その戦いの中で見出した新たな世界、そして知ることになった宗谷の秘密。
    ――といいながら実は、メインはもう一つの戦い、棋匠戦の方だったりする。
    それは何よりも表紙が物語っている。
    久々に将棋を前面に打ち出した読み応えのある巻。

    ガンバレ、桐山君。

  • 息詰まる緊張の描写と、心暖まる描写、その緩急がなんとも気持ち良い。

    オッサンの寝起きシーンの多い漫画ですよね。

  • 宗谷の静けさがそうつながるかと。言葉を交わさずに将棋で会話するレイが改めてすごいや。じっちゃま戦は渋すぎるが、重い中に心に響くものがあった。

  • 託されたたすきの数。なんつー重圧感。序盤、中盤、終盤と話のバランスもとてもいい1冊だった。

  • この人の世界も、広がっていくなあ
    すききらいはあるかもしれない

    意外と主人公の掘り下げが少ないのよね
    そこが気になるところ。
    このひとは、ある種の社会を描くのがうまいなあと思う。

  • いつもズッシリくるチカさんの本。今回は宗谷さんの心が始めて出てきた。
    今後が気になる。けど、回を追うごとに読後感が柔らかくなってきて読みやすい。

  • 2012/12/26
    【好き】新人王の零は宗谷名人と記念対局。 当然負けるが、初めて悔しいではなく楽しいと感じた名人との対局が頭から離れず名人の棋譜を漁る。 名人が電波なだけなのか零も電波な人なのか、それとも棋士自体が電波な体質なのか?言葉以外で通じ合う感覚が不思議。 零のライバル:二階堂が退院して復帰。良かったぁー!個人的にアイドルが帰ってきた気分(笑) そして、初タイトルを狙う島田八段と永世棋匠を狙う柳原棋匠が大熱戦を繰り広げる。 島田さんが負けて残念だが、それを上回る柳原棋匠のたすきの重さにグッときた。 読み終わり、表紙の白いひらひらの意味が解ってから見直すと重みが違うなぁ。


    2014/06/24
    【好き】9巻読む前に再読。 何度読んでも表紙に泣ける。

  • 7巻より大きな変化はないが、つい応援したくなる今回の表紙のおじいさん。羽海野さんの作品の登場人物はすべて一生懸命生きてる。そして応援したくなる。年齢や性格に関係なく、自分の今できる精一杯を出している。悪者が一人もいない作品。

  • 面白かった!
    宗谷名人との対局も、柳原棋匠と島田八段の対局も楽しかった。
    襷を引き戻すところが好きだなぁ。

  • 文字通り、息が詰まる回ですよ。

  • 二階堂の満面の笑み!!

  • レンタルが待てなくて全巻大人買いしてしまった。零と宗谷名人との対戦と島田八段と柳原棋匠との対戦。島田八段と柳原棋匠の対戦は凄かった。色んな想いをしょって戦い続ける人の葛藤が描かれていて、感動しました。羽海野さんって凄い...。

  • 先崎学さん、週刊文春の連載が終わってしまって寂しいと思ったらこちらのお仕事がありましたか。コラムが相変わらず楽しい。本編も盛り上がって来ました。青春してますね。先崎さんと殆ど変わらないおっさんは主人公の先生目線で読んじゃったよ。「ヒカルの碁」で碁のルールは覚えたけど実は将棋のルールは知らないのだが。

  • 主人公が棋士で将棋がメイン扱われるエピソードが半数を占めるのに、未だに将棋の知識が実を結ばない。
    ある程度知識を持ち合わせている人がこの漫画を読んだらどんな感想を持つのか気になる。

    軽く捉えられてしまいがちな、ありふらた言葉を羽海野先生が使うとスっと入ってくる不思議。

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著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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