- Amazon.co.jp ・マンガ (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592162766
作品紹介・あらすじ
公武合体の為に降嫁してきた「和宮」は偽物で女だった!! その裏に隠された事実は!? 家茂の決断は!?
2018年10月刊
感想・レビュー・書評
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嫁いできた和宮は女性だった。
って、15巻の最後といい16巻の表紙といいどんだけやなヤツなの、って思っていたら…。
<女>であることの重さよ。
男性が極端に少なくなって、女性中心に回っていた社会。そのバランスが崩れたとたん、利用される性になってしまう。つか、人が人を利用しようとする心根が、そもそも間違っているのだ。それが打破される次元には、まだまだいけそうにない。
家茂ちゃんが可愛い。
可愛いくて聡明で素直。周りにいい影響を与える光のような人。で、その光によって和宮もゆっくり変わっていく。
とはいえ、幕末なので…。
二人がひっそりと小さな光を守ろうとしている姿が、完全に嵐の前の静けさに見えてしまうのである。
うん。寝屋の小さな明りで語らっているのは、まさに象徴的なシーンだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
和宮に邪険に扱われても全然へこたれない、ほんわか吸収してしまう家茂メンタルが凄い!史実も思いやりのある関係だったみたいだから、今後を考えるとそれだけが救い。慶喜は深い考えがあって幕府を締めくくった説もあるけど、家茂の人柄が良いだけに今のところの印象はチョッと悪いなあ。
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この事を公にすれば幕府の悲願である公武一和の夢は潰え桜田門外の事件に続き先日の坂下門外の一件でいっそう力の弱まっている今の幕府への止めの一撃になるであろうな 生麦村で久光公一向に国民を殺された 薩摩は今だとて表向きは攘夷を唱えながら外国との密貿易を続ける強かな藩だ それにしても斬りに参った脱藩浪士を宗旨変えさせるとはさぞ鮮やかな弁舌だったのでしょうな
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和宮(降嫁してきた偽物の方)の生い立ちがだいぶややこしいことになっている。
和宮の足や左手や替え玉という話は実際に存在する噂だったのか。
家茂がかわいくて人格者のようで好感度が高い。
慶喜、勝麟太郎、坂本龍馬が登場。 -
なんて厭らしい表情をする宮さんや!って思ってたけど、こんなに利発で器量も良いのに…。
カステラをお母さんに「美味やから!」って食べさせてあげるシーンで「真っ先に和宮さんに食べさせてあげたかった」と泣く母。それを見る親子。
おたあさんおたあさんと慕う様が泣けてくる。
家茂が本当に心根の優しい人で、少しずつ懐柔される様子はほっこりする。 -
購入して読み。
和宮の屈折しまくった母への思慕の気持ちが切ないわあ…。
Wikipediaで史実と比べながら読み進めるのが楽しい。 -
この和宮の顔ね。16巻にしてこの表紙の顔ったら。
もう少しで徳川が終わるかと思うと、寂しくて17巻に進めないのであった。