ペリリュー ―外伝― 1 (ヤングアニマルコミックス)

  • 白泉社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592163664

作品紹介・あらすじ

『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』本編では拾いきれなかったエピソードを様々な角度から描くスピンオフ、開幕。
太平洋戦争末期のペリリュー島。
そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。
そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。
この南の島で起こった戦争とは何だったのか――。
前線で戦った兵士、祖国で待つ家族、この島で暮らしていた人々、ひとりひとりの人生に何を残したのか。
戦争の時代に生きた人々の日常、まだ描かれていない真実の記録。
★収録
・田丸と離れ、片倉と行動を共にしていた頃の吉敷の葛藤――「片倉分隊の吉敷」
・ペリリュー島の戦いを米兵の目線から描く――「Dデイ(攻撃開始日)」
・戦後、日本へと戻った田丸の結婚までの物語――「田丸と光子」
・島で暮らしていたマリヤの元へやってきた戦争とは――「ペリリュー島のマリヤ」
巻末には豪華ゲストによる解説も収録!!
2022年7月刊

感想・レビュー・書評

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  • 「ペリリュー」をさまざまな角度から描く外伝1巻、朝日新聞朝刊に全面広告掲出 - コミックナタリー
    https://natalie.mu/comic/news/487359

    ペリリュー ―外伝― 1|白泉社
    https://www.hakusensha.co.jp/comicslist/63697/

  • 初版 帯

  • 読み始めて、ペリリューを読んでないことに気づく。

    戦争を想像する上で、漫画もいいアプローチなんだなと再認識。

    ロシアがウクライナに侵攻した時に、子供たちが戦争について興味を持ち始めていたが、そういう時に知っておきたかった本のひとつ。

  • なるほど、確かに外伝。そして、意外に各キャラのことが印象に残っていたことに驚き。かなり勢いよく忘れるのに、わたし。という訳で、それなりに味わえたのでした。

  • 戦争はあらゆる不幸を孕んでいる。

  • 2010年に米国で放送された『THE PACIFIC』では、10章のうち3章がペリリュー島での戦闘に充てられている。その後2015年に天皇皇后両陛下(当時)がペリリュー島を慰霊訪問され、これをきっかけとして作者が2016年に『ペリリュー 楽園のゲルニカ』の連載を開始、更に「ペリリュー島」の名が知られるようになった。今回の『ペリリュー 外伝①』では、片倉分隊での米兵遺体損壊、海兵隊側視点で描いた上陸作戦、田丸と(吉敷の妹)光子との結婚、島民から見た戦争が描かれている。スレッジ『ペリリュー・沖縄戦記』(1981)は、米兵による日本兵への残虐行為とともに、日本兵による米兵への「野蛮な損壊行為」を記録しており、作者としても『外伝』で『ゲルニカ』を補ったことになるだろう(解説参照)。ペリリュー島は珊瑚礁島であり、砲弾の炸裂は弾片とともに珊瑚礁の破片を撒き散らし兵士たちを傷つけた。上陸作戦での詳細な描写には、作者の執念のようなものを感じる。

  • 簡単には言い表せない感情から沈黙を守らざるを得ないために、戦争を扱うノンフィクションには欠落する部分が出てくる。フィクションであればそこに迫れるのではないかということがあとがきに書かれていて、膝を打った。

    でもこれ、12巻まで読んだからこそ納得できる話なんじゃないかと思う。もちろん言葉の意味やロジックはわかるんだけど、読む前の私とは受け取り方が違うだろうなぁ。

  • 田丸さん、結婚&漫画家デビューおめでとう!
    ペリリューの住民の人達は、なんで戦争に巻き込まれなければならないんだろう。アメリカと日本の戦争なのに…。
    そして、赤ちゃんが生まれたばかりなのに戦争に行くという男は全く共感持てません。
    守るために逃げることは大事だよ…

  • 思ってたより、スピンオフさが浅かった。

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