日本の宗教 本当は何がすごいのか

著者 :
  • 扶桑社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594071295

感想・レビュー・書評

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  • 2022/03/27 amazon 600

  • 日本の神様と西洋の神様の生まれの違いがわかって納得!!

  • 豊かな自然、温暖な気候、四季の変化。そこに日本人が以下のような順序を付けた理由があるように思う。
    日本:自然>神々>人間
    西洋:唯一神>人間>自然
    神という人格神を始めに想定するのは無理がある。その神は誰によって造られたのか、 誰にも答えられまい。問いの無限後退が始まるのだ。
    それを日本人は、曖昧にして答えない。人智の及ばないことがあることを認めればいい。それこそが「自然」であり、崇敬に値するものである。所詮、人格神は人間の脳が創り出した幻影なのである。
    世界は、人格神を崇拝する事の限界に直面している。大いなる「自然」から人間が生まれ、「自然」に回帰する重要性を認知するのは今である。

  • 日本人・日本民族は無宗教ではなく、一神教宗教では
    なく、自然を神とする八百万の神・神道を共同体
    宗教とし、個人宗教個人である仏教という構造のなかの
    神様・仏様を信心厚く信用しているということを
    書いている本。どちらかというと神道と天皇家
    を読み説く内容が多くかかれてあります。
    そのとおりだと思うのですが、少し民族主義というか
    日本人ってすごいっていう方向にとられるような気が
    します。少し危険な考え方やとらわれ方をする可能性
    があるような。

  • にやんを含めて…
    なんで日本に無神論者が多いのかわかったにゃん
    また、今後なぜ私が無神論者なのか他人に説明できるようになったし、そのことに誇りを持てるようになるにゃん
    もう一つ…世界平和に必要なことが何かもわかると思うにゃん

  • 日本人の考え方のルーツを知ることができた気がします。
    この本で言いたいことは、日本人は『神道=自然道』。
    ひたすらにこのことについて書かれています。
    だからこそ、とっても大事な考え方なのだと深く思いました。

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著者プロフィール

昭和17(1942)年東京生まれ。東京大学文学部仏文科、美術史学科卒。ストラスブール大学に留学しドクトラ(博士号)取得。文学博士。東北大学名誉教授。フランス、イタリア美術史研究の第一人者として活躍する一方、日本美術の世界的価値に着目し、精力的な研究を展開している。また日本独自の文化・歴史の重要性を提唱し、日本国史学会の代表を務める

「2024年 『日本国史学第20号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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