- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594073657
感想・レビュー・書評
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脱節約術、禁資産運用、新消費形態。
年金、保険と医療費、教育費。
住宅問題。
自分の価値観・状況に応じて正解は異なる。正しい知識を、仕入れて考える。
お金を牢獄に入れない。自由な状態でいる。 -
レビュー省略
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以前の生命保険の広告には、老後資金には何千万円も必要だから保険に入りましょう!というような文言が書かれていた記憶があります。
平均寿命が延びて、老齢年金の支給時期が遅くなり、減額される中で、老後に備えての貯金が必要であると理解はしていますが、それではどの程度必要なのだろうかという疑問を抱えながら過ごしています。
そんな中、本屋さんの平積みコーナーでこの本を見つけて読むことにしました。第4章の内容(年金・健康保険・民間生命保険・雇用・教育)、章を新たにして書かれた「住宅問題」にて、詳細に解説されています。
住宅については、家族内で話し合って決めるのが一番良い様ですが、1)住宅ローンをどう考えるか、2)中古マンションで皆の合意が得られるか、が大事なポイントな様ですね。
以下は気になったポイントです。
・国民年金は、半分が私達の掛け金、残りは消費税など税金で成立している制度、半分は税金で払わされても、毎月の掛け金を払わないと年金は全くもらえない(p29)
・節約してもほとんど効果は無い、住宅・保険・教育・投資、といった大きな支出の部分の無駄についてもっと考えるべき(p48)
・健康と同じくらい大切なことは、人間関係や趣味などの心のよりどころを持っているかどうか(p53)
・自分の為すこと、生み出すことが誰か他人に喜んでもらえる、他人と一緒に喜べる、評価してもらえることは、とても嬉しいもの(p54)
・老後の資金に関しての運用先は、銀行の円の定期預金で十分である(p63)
・今が安いと思って株を買う場合は、買おうと思っていた金額の半分弱だけ買う、もっと安くなった場合にまた投資できるので(p63)
・消費税が5%上がることは、預貯金の価値が5%下がったのに等しい(p68)
・経済が過熱すると、株高と高金利が起きる、リスク性商品の購入は資産の3分の1程度まで(p68)
・老後を支えるのは、流動資産(現金化しやすいもの)である(p72)
・1万円の洋服を気に入って50回着たら、1回につき200円、バーゲン品比較でも安く感じられる。長く愛用すれば結果としてお得(p76、78)
・生涯を通して思い出し、何回も楽しむことができる経験をするべき(p97)
・民間の保険にいざというときを心配してお金を託すよりも、まずは100万円という貯蓄を作るべき(p154)
・マイホームを頭金を500万円で、4000万円の価格を購入する(残金は借入)ことは、先物取引と構造が似ている(p231)
・マンションを購入する場合、築浅の中古が絶対におススメ、、マンションの資産価値のひとつは管理状態、色々な問題も発見しやすい(p266)
・本当に欲しいものを突き詰める、そして自分が本当に欲しいモノのみを必要なだけ購入する、安いからと言って買わない。人生を縛ってしまう行為はせずに、自分の力になる知識をつけておく(p269)
2016年4月24日作成 -
「何となく不安」病にかかり必要以上に民間保険に入り使う目的のない貯蓄をして現役時代から節約とガマンの毎日で果たして幸せな人生と言えるのか?チリが積もってもせいぜい小山。1円に拘るものは百万円を逃す。健康、趣味、人間関係は現役時代から大切。演劇、音楽、スポーツ、美術、映画、文学、旅行など形にならないものも若いときから楽しむ。交際費は惜しまない。投資は市場が歪んだ時に。お金は牢獄に入れるな。家を買うのはよく考えよう。老後は体力のあるうちに不動産は売って小ぶりの賃貸に住み、老人ホームに入ることも一案。
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P20 日々の節約は今生きるためじゃなく老後を生きるため、しかし今を楽しまないでいつ楽しむ?今が人生だ
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言われていることは納得。保険はもう入らない方が良いですね。 でも年金は払っておくべきと言うことは正しい。
特にバーゲンはあんまし意味なし。自分もある面、賛成。
教育費の件も考えさせられますね。
この中で、特に自宅の処分などが実行が難しいかも。
うちも親の家があるけど処分できないからな・・・
本当に塩漬け状態です。
お金に困ったらうっぱらうしかないが。2軒ともね。
家の処分が一番難しい。本当に良くわかりました。