『迷路の外には何がある?』 ――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594081652

感想・レビュー・書評

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  • まぁ、結果は分かっていた。
    数少なく所有している本(ブクログの懸賞で当たった)の続編というのと、たまたま、普段行かない図書館の分館に借りに行ったついでに置いてあったから借りたんだ。それくらい前置きが無かったら手に取る事は無かったんだろうけど、やっぱり読んだら子供向けの童話くらいつまらぬものだった。
    人の成功と失敗はそんなものか?
    囚われる人間はそんな単純なものか?
    願え、然すれば叶わん、とでも言うかのように成功マニュアルには往々にして書かれているが努力だけでは報われないし、時間が結果を生むわけでもない、そこには運が大きく左右する。運命は切り開くんじゃない、向こうから来るのだ。
    イチローは努力家だ、認める
    ただし、その努力する環境が整っていた、これである。
    自己啓発マニュアルを好んで読む人はここを見落とす。環境を変えるのは引っ越すとか転職するとか、他に友達を作るとか、そういうことじゃない、もう神の領域の話であって、持って生まれた運は、死なねば変わらない。死とは生命の死だけじゃなく、一度自分という存在が死ぬほどに変わらない限り環境は変わらない、これが持論。
    単純に出会った友人、付き合った彼女彼氏で変わる事もあるけどさw
    それこそ向こうからやってきた運であって切り開いた運ではないけどな。

  • 期待しすぎたのだろうか。
    それとも、考え方に固執しなくなっているだけだろうか。
    なんだったんだろう。なんにも感じなかった。面白くなかった。

  • つまらなかった。よくわからなかった。

  • 前作とセットでkindle で購入

    これは本当に売れているのだろうか?

    自分には全くわからかい

    メッセージ性はあるが説教くさくて

    全く自分には響かない

    何一つ得る物がなかった

    自分としては
    呼んだ後

    だからなんだ?としか感想がでなかった

    自分には、全く合わない作品

  • 前作「チーズはどこへ消えた?」が個人的に全く刺さらなかったので、もしかして続編ならばとチャレンジしてみましたが、ほぼ同じ理由で合いませんでした。改めてその理由を分析してみると、やっぱり大事なことを教えるための寓話が都合良く設定されすぎていること、また得られる教訓を読み解きの余地がないほど格言化してしまっているところに違和感を感じるのだと思います。

    例えばチーズだけが食べ物だと思い込んでいたヘムがリンゴも食べ物だという事実を受け入れるシーンで言うと、この本の主要なメッセージである「信念が常に正しいという思い込みに疑問を抱け」ということや「幸せの形を自分の常識だけでイメージ固定するな」ということを物語的に表したかったのは分かりますが、じゃあ前作であんなにこだわってたチーズって何だったのって事になります。ではリンゴもなければバナナでも、ブドウでも、何でも出てくる可能性が出てきてしまいませんかね。要はそうした詳細な世界観設定をしないまま、伝えたい教訓を成り立たせるためのアイテムとしてしか使われないので妙な引っ掛かりを覚えてしまう。

    元も子もないことを言えば、「迷路の外あるんかい!」がこの本における1番のがっかりポイントです。これも言いたいことは分かります。自分たちの人生で出来る限りもがいてみたってそれは自分が迷路に迷い込んだみたいなもんで、その外に知らない世界はまだまだあるよってことです。でも、これまでさんざん迷路の中でチーズだリンゴだってやったわけですから迷路の外があるならその色々が全て台無しではないでしょうか。だったら最初から外を目指せば良いのでは。
    結局、おそらく固定概念を崩していくというところにこの本のカタルシスがあるわけですが、元々の世界観設定が分からないので何が固定概念なのかはさじ加減(あくまで読者の視点では)となっているような印象です。

    そして個人的にもうひとつがっかりポイントは、ヘムと再会したホーがリンゴの件を知っていたことです。ヘムが成長し固定概念を崩してまで自分で掴んだ成功(しかも正確には自分じゃなくてホープのおかげだし)それは明らかに人によって違う成功の形を示すべきだったのでは?ホーも知らないものをヘムが掴むことによって初めて、ヘムは自分の成長を認識できるのではないでしょうか。一緒に喜んでんじゃねぇよって話です。

    あとヘムとホーの心情描写については細かくやるわりにはホープがなぜそんなお母さんのように好意的なのかは大して語られないとかツッコミどころは沢山ありました。少なくとも私には続編によりなお前作の粗が目立った印象しかありません。花咲かじいさんの方がよっぽど教訓的です。

  • 会社の同僚が貸してくれたので読んだ。自分の信念にこだわるなという話だが、感想は前作の「チーズ」と同じで、当たり前すぎて良さが解らなかった。童話も相変わらずうまい感じがなかった。

  • 前作と、言っていることに違いがあまりないような・・

著者プロフィール

スペンサー・ジョンソン

Spencer Johnson, M.D.

1938〜2017。

心臓のペースメーカーの発明にたずさわった医学者でもあるジョンソン氏は、さまざまな大学や研究機関の顧問をつとめ、シンクタンクに参加。

ケン・ブランチャード氏との共著『1分間マネジャー』は、マネジメント論の古典として読みつがれています。

『チーズはどこへ消えた?』は日本でも歴史的なベストセラーとなり、全世界で数多くの読者に影響をあたえました。その待望の続編『迷路の外には何がある?』のほか、『頂きはどこにある?』など、よりよい生きかたを追求するさまざまな著書を遺しています。

「2022年 『プレゼント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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