息子のトリセツ (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594086497

作品紹介・あらすじ

40万部『妻のトリセツ』、13万部『夫のトリセツ』ベストセラー連発!
【男性脳】を知り尽くした脳科学者が母たちに贈る!
タフで戦略力があり、数学も料理も得意で、ユーモアも愛嬌もあり、とろけるようなことばで、優しくエスコートもしてくれる。
母も惚れるいい男。手に入ります。
※男性が、自分を知る本としても活用できます

【目次】
第一章 男性脳を学ぶ
第二章「生きる力」の育て方
第三章「愛」の育て方
第四章「やる気」の育て方
第五章「エスコート力」の育て方

男の子の脳には、母の知らない秘密がいっぱい。それがわかれば、子育ては格段に楽になる。楽しくなる。
・男の子の「ぼんやり、ぐずぐず」は、理系力の証!?
・男の子は、甘やかしたほうがタフになる!?
・男の子が車好きなのは、小脳を発達させるため!?
・男の子がビビるのは、母親が動くから!?

感想・レビュー・書評

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  • 息子の反抗に悩んでいたので。
    そもそも男性脳と女性脳の仕組み、取捨選択が違うのであれば、ふた昔前の男は男らしく、女は女らしくの教育もあながち間違いではないのかと思える。それを分かった上で、自分らしく在れば良いと思うのだが、どうだろう。
    でもこれを読んで、やはり自分でも言われたら嫌だと思う事を沢山言っていたので反省。甘やかし、話を聞き、一度は気持ちを汲んでやり、遠いゴールを目指して。
    私の憧れの男子になりますように。

  • あの、まだ半分くらいしか読み進めてないんだけど、たまらなくなって、ひとまず書きます。

    息子を育てていること、どれだけ幸せなことか、涙が出そうなほど実感できるし、励まされる本です。

    小1の長男が、いわゆる中間反抗期ってやつか?みたいな感じで、なんとなくモヤっとしていた今日この頃、図書館でたまたま目に入り手に取った本。

    著者は黒川伊保子さん。「妻のトリセツ」は聞いたことがある。同じ方が書いたのね、ふむふむ、、と読み進めてさ、
    なるほど〜と唸るところ、そうそうそうだよねと共感するところ、様々な感情が行き交じり、
    そして勉強にもなる、これからも続く子育てに活かせる知識がある、と読み応え最高の一冊でした。

    まだあと半分あるので、読み終えて、感情と情報を整理して、また感想を書きたいと思います。

    --------------------------
    はい、ということで読み終わりました。
    最後まで励まされる本でした。
    いろいろ知識的な話も書いてありますが、結局は母自身が楽しくおおらかに過ごせていることが1番なのかなと。

    どう育てたらそんな好青年に育つの〜?!と思うことが度々ありますが(主に大谷翔平選手を見て)、この本に出てくる著者の息子さんへも同じように思いました。
    この本では、「どう育てたら」の部分が、著者の科学的知見を基に書かれているのが良いです。

    もう一度じっくり読み直して、ポイントをおさえて、自分の子育てに落とし込みたいと思います。

    目指せ好青年兄弟!!笑

  • この方の著書、「妻のトリセツ」や「夫のトリセツ」で話題になったとき、本屋でちょっと立ち読みして(失礼)、我が家には全く当てはまらないと思ったので買わなかった(読まなかった)。が、息子は世間で「男の子ってこういうところがあるよね」などと言われる、いわゆる男子あるあるが日頃からガッツリ当てはまるタイプなので(特に悪いというか、母を困らせる面で)、何かの役に立つかなと思って読んでみました。
    脳科学の専門家、ということで、科学的に「男の子の脳はこうなっているから」という根拠をもとに、どのような言葉かけをすれば息子と良好な関係を築くことができ、息子を「カッコイイ」「母も惚れる」男にすることができるのかが書かれていて大変参考になりました。

    「妻のトリセツ」と「夫のトリセツ」が我が家に当てはまらないのは、たぶん、うちの場合私の方が女性のわりに男脳っぽいところがあり、逆に夫が男性のわりに女脳っぽいところがあって、よくある夫婦と逆で、私がパジャマを脱ぎ捨てていて夫が小言を言うというパターンが多いせいだ、とこの本の「男の子の脳」の説明を読んでいて思った(恥)。

    この本はあくまで、母親が息子を無条件に愛しており、愛しているからこそ小言を言ってしまったり、必要以上に干渉したり心配したりすることに対してアドバイスをしているので、そもそも息子を愛せずに悩んでいる人にとっては、逆に辛いかもしれない。また、最後の方はかなり著者による我が息子自慢・および息子の嫁自慢になっているので、読む人によってはむかつくかもしれない(笑)。文体もちょっと鼻につく。
    でもまぁ、参考になったので、娘のトリセツも読もうかな。

  • ものすごい勢いで読んでしまった一冊。
    自分は母親ではないし、本書に出てくるように、母の愛を感じながら読めたかと言われたらその目線でもなかった気がする。

    一重に、母親っていいな…という気持ちで読んでいました。
    自身にも当てはまるなーと思いつつ、やはり息子って言い方悪いがマザコンで、母親に褒められたり認められると照れるけど嬉しいもんだよなって思い出しました。

    自分には今息子が二人いるのですが、どう頑張っても母親にはなれない。
    なので「母親が惚れる息子」にはしてあげられない代わりに、「息子がなりたいと思える父親」と「自分がかっこいいなと思える息子」を目指してみたいと思いました!

    子育てに悩んでいる父母が読む本かな?と思って手に取った本書がこんなに今の自分に刺さるとは思ってなくてびっくりしましてが、読めてよかった一冊でした。
    是非お子さんがいらっしゃる方は手に取ってみてほしいです。とても読みやすいので!

  • 反抗期真っ只中で、すがる思いで読みました。
    あー、そうなんだ。と思う事があり、心が軽くなる事も。

    何度も読んで、一つずつ取り入れていきたい一冊だと思いました。

    子育てで、困ったお母さんに、1日でも早くこの本に出会ってほしいと思えるほど、おすすめです!

  • 図書館で見かけ、読んでみたいと思い手に取った本。
    ☆3.5ぐらい。

    小さな男の子を育て中の母です。

    非常に読みやすく、サクッと読めた。

    私はエビデンスを重視するタイプなので、データや事実に基づく客観的な話は非常に参考になった。

    ただ、"私の息子がいかにサイコーの男性か"というこがひたすら主観で書かれており、正直読むのが非常に苦痛だった。

    見ず知らずの親子がいかに愛し合っているのかとか、自分の子供は人間としての中身がこんなにも素晴らしい!だなんて、正直知らんがな、である。

    会ったこともないし、感じ方も人それぞれだからこの文章を読んだだけで、素敵!憧れる!そんな人になって欲しい…!!!とはちょっと思えない。。

    そこ以外はとても良かったです。

  • 妻が図書館で借りたのを、また借りして読んだ本。人工知能エンジニアによるトリセツシリーズ息子版。男性の脳機能を理解してこう対応しよう、といった序盤の話はためになった。思ったより甘えさせていいんだと思え、心にゆとりができた気がした。ただ、徐々に著者の息子への愛情や、息子がどれだけ良い人に育ったかなど個人の経験談に紙面が割かれるようになり、脳科学分野ならではの統計的な話があるわけではない点で物足りなかった。書籍の価格帯や想定読者層を考えると妥当かもと思った。

  • 男性脳について、少しでも知っていればイライラすることも減り、子育てももっと楽しめるだろうと思った。
    共感できることは今後に活かしたい。

  • この方の著書を読むといつもドキッとする。やってはいけないと書かれていることを、つい自分もやっているからである。

    例えば夫を賞賛しないこと。男性脳は遠くにゴールを設定して邁進する脳。人生のロールモデルである父親が妻からぞんざいに扱われていては、やる気が起こらないそうだ。

    そして親が失敗を過度に恐れること。成果主義なこと。子供よりも結果に一喜一憂してはならない。

    失敗を恐れては男子の冒険心は育たない。幼いときから小さな失敗をいくつもさせ、耐性をつけること。ただし失敗から何かを学ばなければ意味はない。

    また、これも私はやりがちなのだが5W1H型の質問。5W1Hとは例えば「学校どう?」とか「何でここに置くの?」「宿題やったの?」など。

    これはゴール指向問題解決型の王道を行く質問で、心を通わせるものではないからだ。これを夫婦関係に置き換えると、帰宅した夫に「今日何してた?」「めし、できたのか?」と聞かれるのと一緒。威嚇したつもりはなくてもそう聞こえてしまう。

  • もう息子は自立してしまったので今更と思ったのだが振り返ってみてもいいかなと思って手に取ってみた。女の子はまず自我に目覚める。男の子は対象に夢中になるというのが両方育てた身としては実感した。母親を座標軸原点にして世界観を広げて行く男性脳か。もう少しおおらかに育てればよかったなぁ。イヤなことは全部気にしなくていい。いいと思ったことだけ心に残してくれたら充分だ。と最後に言ってもらって救われた。本だけはたくさん読んで触れさせてあげたかな。

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著者プロフィール

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)
1959年長野県生まれ。奈良女子大学理学部物理学科卒業。
(株)富士通にて人工知能(AI)の研究開発に従事した後、コンサルタント会社、民間の研究所を経て、2003年(株)感性リサーチ設立、代表取締役に就任。脳機能論とAIの集大成による語感分析法を開発、マーケティング分野に新境地を開いた、感性分析の第一人者。また、その過程で性、年代によって異なる脳の性質を研究対象とし、日常に寄り添った男女脳論を展開している。人工知能研究を礎に、脳科学コメンテーター、感性アナリスト、随筆家としても活躍。著書に『恋愛脳』『成熟脳』(新潮文庫)、『人間のトリセツ ~人工知能への手紙』(ちくま新書)、『妻のトリセツ』(講談社+α新書)、『定年夫婦のトリセツ』(SB新書)、『息子のトリセツ』(扶桑社新書)、『思春期のトリセツ』(小学館新書)、『恋のトリセツ』(河出新書)など多数。

「2022年 『女女問題のトリセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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